田中碧をフィーチャーした4-3-3
前半8分。南野の逆サイドからのクロスボールを、右サイドにいた田中碧が完璧なワントラップから右足でゴール左に沈めた。ゴールを取るべき人が取った瞬間である。
田中碧は運動量があり、カバーリングがよく球際にも強い。パスワークによく絡み、攻撃にも出ていける。
このとき日本は待望の世代交代を果たした。
一方、後半41分。浅野拓磨がループ気味にシュートし、クリアしようとしたオーストラリアの選手が思わずオウンゴールする。
試合終了間際の、ハデな一発だった。これで追いすがるオーストラリアを突き放した。
記録上はオウンゴールだが、8割は浅野の得点だ。
日本はこの貴重な2点で、待望の勝ち点3を得る。
これで日本は2勝2敗の勝ち点6でグループBの4位だ。2位オーストラリアとの勝ち点差を「3」に縮めた。
一方、ベトナムに勝ったオマーンには総得点で抜かれ3位を明け渡すなど依然、崖っぷちの状態。「監督解任論」はくすぶったままだが、他会場の結果次第では次節にも2位に浮上する可能性が出てきた。
「変えてみる」ことから改革は始まる
日本は遠藤航をアンカー、守田英正と田中碧をインサイドハーフに置いた4-3-3で臨んだ。
両翼が高い位置を取ってボールを奪う。中盤ではタメが効きパスもよくつながった。速攻と遅攻の使い分けもできた。
田中と守田を起用した4-3-3は非常にバランスがよかった。有機的だった。中盤の2枚に運動量のある川崎フロンターレの血を入れたことで、ピッチいっぱいに人が配置されているかのような印象を受けた。
人とシステム、戦術を変えた効果である。
「変えてみる」ことから改革は始まるのだ。
固定スタメンとお決まりの4-2-3-1システムの固定ーー。
これまでの森保ジャパンは「変えないこと」がアイデンティティだった。
だが今回の変革を機に、チーム改革へのきっかけがつかめるのかもしれない。
ただし対戦相手のオーストラリアは、ほとんどいいところがなかった点はくれぐれも肝に銘じたい。
前半8分。南野の逆サイドからのクロスボールを、右サイドにいた田中碧が完璧なワントラップから右足でゴール左に沈めた。ゴールを取るべき人が取った瞬間である。
田中碧は運動量があり、カバーリングがよく球際にも強い。パスワークによく絡み、攻撃にも出ていける。
このとき日本は待望の世代交代を果たした。
一方、後半41分。浅野拓磨がループ気味にシュートし、クリアしようとしたオーストラリアの選手が思わずオウンゴールする。
試合終了間際の、ハデな一発だった。これで追いすがるオーストラリアを突き放した。
記録上はオウンゴールだが、8割は浅野の得点だ。
日本はこの貴重な2点で、待望の勝ち点3を得る。
これで日本は2勝2敗の勝ち点6でグループBの4位だ。2位オーストラリアとの勝ち点差を「3」に縮めた。
一方、ベトナムに勝ったオマーンには総得点で抜かれ3位を明け渡すなど依然、崖っぷちの状態。「監督解任論」はくすぶったままだが、他会場の結果次第では次節にも2位に浮上する可能性が出てきた。
「変えてみる」ことから改革は始まる
日本は遠藤航をアンカー、守田英正と田中碧をインサイドハーフに置いた4-3-3で臨んだ。
両翼が高い位置を取ってボールを奪う。中盤ではタメが効きパスもよくつながった。速攻と遅攻の使い分けもできた。
田中と守田を起用した4-3-3は非常にバランスがよかった。有機的だった。中盤の2枚に運動量のある川崎フロンターレの血を入れたことで、ピッチいっぱいに人が配置されているかのような印象を受けた。
人とシステム、戦術を変えた効果である。
「変えてみる」ことから改革は始まるのだ。
固定スタメンとお決まりの4-2-3-1システムの固定ーー。
これまでの森保ジャパンは「変えないこと」がアイデンティティだった。
だが今回の変革を機に、チーム改革へのきっかけがつかめるのかもしれない。
ただし対戦相手のオーストラリアは、ほとんどいいところがなかった点はくれぐれも肝に銘じたい。