途中出場の三笘が2ゴール
日本はこの試合で勝てば、文句なしでワールドカップ出場が決定する。引き分けてもまだ最終戦のベトナム戦を残している状態だ。
雨のアウェイ、オーストラリア戦。前半の日本は、トップの浅野を狙った無理目の長いボールを盛んに入れる落ち着かない展開だった。だが後半は一転してどっしり構え、じわじわとポゼッションから押し上げた。
そして後半のどん詰まり。交代出場の三笘薫が鮮やかに2ゴールを挙げてカタール・ワールドカップへの出場を決めた。
大迫欠場のワントップ、代役は浅野だ
日本のフォーメーションは4-3-3。スタメンは、左SBが長友佑都、右SBは酒井宏樹の出場辞退でチャンスを掴んだ山根視来。CBは吉田麻也と板倉滉のコンビである。
一方、中盤はアンカーが遠藤航。インサイドハーフは守田英正と田中碧。左WGは南野拓実、右WGは伊東純也、大迫が出場辞退したCFの代役は浅野拓磨だ。
日本は前半から雨のグラウンド状態や浅野のスピードを意識してか、フィフティ・フィフティの状態でも浅野に長いボールを入れるケースが多い。で、そこから相手ボールになりカウンターを食らう、というパターンだ。
そのせいで試合は序盤から切ったはったのオープンな展開になっている。
いや日本は引き分けでもOKなのだ。ゆえにまず守備を固めてその結果もし勝てればよし、くらいの塩梅で行きたいのであるが。
やはり「この試合で決めよう」という、はやる気持ちが強いのだろうか?
日本のボール時、オーストラリアはけっこうスペースをくれるケースが多い。で、思わず前の選手は「行け行け」になってしまう。で、最前線とディフェンスラインの間が間延びしてしまう。よくない傾向だ。
逆にオーストラリアは絶対に勝たなければいけない試合なのだ。その焦りを利用し日本がカウンターで勝てればよし、という試合なのだが。攻め急ぎが気になる。
ドラマは最後にやってきた
ところが後半に入り、やや試合は落ち着いた。日本は前半とくらべ無理をしなくなり、じっくりポゼッションするようになった。
そして後半19分、浅野に代えて上田綺世を、長友に代えて中山雄太を投入する。
後半24分、くさびのボールを受けた上田がワントラップしゴール右へのコースを狙ったシュートを放つ。さすが上田は浅野と違って(笑)可能性を感じさせる。上田はこのあともピンチの場面ですばらしいプレスバックを行った。いい。
後半39分、日本は南野に代えて三笘薫を、田中に代えて原口元気を投入した。この選手交代がドラマを生み出す。
後半44分、右サイドの山根がペナルティエリア内にいた守田へパス。その守田のすばらしいポストプレイから三笘がゴールを決める。1-0だ。フロンターレ・トリオが巧みなコンビネーションで右サイドを切り裂いた。
そして大団円は後半49分。右サイドの三笘がボールを持ったまま完全停止した状態から、単独でくねくねドリブルを開始。そのまま右足で鮮烈なゴールを決める。これで2-0だ。
三笘と上田が「俺をスタメンで使え」とプレイで猛アピール。森保監督にはぜひ一考を促したい。
さあワールドカップだ。
日本はこの試合で勝てば、文句なしでワールドカップ出場が決定する。引き分けてもまだ最終戦のベトナム戦を残している状態だ。
雨のアウェイ、オーストラリア戦。前半の日本は、トップの浅野を狙った無理目の長いボールを盛んに入れる落ち着かない展開だった。だが後半は一転してどっしり構え、じわじわとポゼッションから押し上げた。
そして後半のどん詰まり。交代出場の三笘薫が鮮やかに2ゴールを挙げてカタール・ワールドカップへの出場を決めた。
大迫欠場のワントップ、代役は浅野だ
日本のフォーメーションは4-3-3。スタメンは、左SBが長友佑都、右SBは酒井宏樹の出場辞退でチャンスを掴んだ山根視来。CBは吉田麻也と板倉滉のコンビである。
一方、中盤はアンカーが遠藤航。インサイドハーフは守田英正と田中碧。左WGは南野拓実、右WGは伊東純也、大迫が出場辞退したCFの代役は浅野拓磨だ。
日本は前半から雨のグラウンド状態や浅野のスピードを意識してか、フィフティ・フィフティの状態でも浅野に長いボールを入れるケースが多い。で、そこから相手ボールになりカウンターを食らう、というパターンだ。
そのせいで試合は序盤から切ったはったのオープンな展開になっている。
いや日本は引き分けでもOKなのだ。ゆえにまず守備を固めてその結果もし勝てればよし、くらいの塩梅で行きたいのであるが。
やはり「この試合で決めよう」という、はやる気持ちが強いのだろうか?
日本のボール時、オーストラリアはけっこうスペースをくれるケースが多い。で、思わず前の選手は「行け行け」になってしまう。で、最前線とディフェンスラインの間が間延びしてしまう。よくない傾向だ。
逆にオーストラリアは絶対に勝たなければいけない試合なのだ。その焦りを利用し日本がカウンターで勝てればよし、という試合なのだが。攻め急ぎが気になる。
ドラマは最後にやってきた
ところが後半に入り、やや試合は落ち着いた。日本は前半とくらべ無理をしなくなり、じっくりポゼッションするようになった。
そして後半19分、浅野に代えて上田綺世を、長友に代えて中山雄太を投入する。
後半24分、くさびのボールを受けた上田がワントラップしゴール右へのコースを狙ったシュートを放つ。さすが上田は浅野と違って(笑)可能性を感じさせる。上田はこのあともピンチの場面ですばらしいプレスバックを行った。いい。
後半39分、日本は南野に代えて三笘薫を、田中に代えて原口元気を投入した。この選手交代がドラマを生み出す。
後半44分、右サイドの山根がペナルティエリア内にいた守田へパス。その守田のすばらしいポストプレイから三笘がゴールを決める。1-0だ。フロンターレ・トリオが巧みなコンビネーションで右サイドを切り裂いた。
そして大団円は後半49分。右サイドの三笘がボールを持ったまま完全停止した状態から、単独でくねくねドリブルを開始。そのまま右足で鮮烈なゴールを決める。これで2-0だ。
三笘と上田が「俺をスタメンで使え」とプレイで猛アピール。森保監督にはぜひ一考を促したい。
さあワールドカップだ。