気の向くままに2

その日の気分で、思いついたことを書いていきます。

花のち落語

2010-06-06 18:09:21 | yaplogから

昨日は朝起きた時は雨が降っていて、休日なのにこりゃ残念と思っていたら、
だんだんお天気がよくなり、昼ごろにはまぶしいくらいの日差しになりました。

なので、雨の日はお休みだという
秋田市の郊外にある花苗と雑貨のお店to・ko・to・koさんへ出かけました。

サンプルガーデンの入り口には可愛い看板があって、
そのお庭の中のあちこちに花苗が置かれているんです。
根がしっかり張っている丈夫そうな苗ばかりで、欲しいものがいっぱいあったのですが、
何せ我が家の庭は満室状態。
だいぶ気持ちをセ-ブして、どうしても欲しいものだけかごの中へ。


こちらは雑貨ショップの入り口。
飾り付けが可愛い。


ショップの内外にも店主さんのこだわりが感じられます。


この日一番のお気に入りはこの黄色の霧みたいにホワホワと咲いているお花。
名前を聞いてくるのを忘れちゃったけど、もちろんお買い上げです。
秋までずっと咲いてくれるのだとか。
こんなお洒落な鉢はないけど、今日早速鉢植えしましたよ。
まだお花の数が足りないので、花が盛りになったら、また紹介しますね。


購買欲を満たし、今度は文化会館へ~。
実は昨日のメインは立川志の輔さんの落語を聞くことだったのです。
一度聞きたいと思っていたんですよ。
今一番席が取りにくい落語家さんと言われていますが、
落研出身のアケビ(高座名も持っているんですよ。)の旦那様にチケットを取ってもらって、
2人で出かけたわけです。

ロビーのソファーに座っている時から、
一番太鼓が聞こえてきて、期待でワクワクしてきました。
この間の劇団四季とは客層がだいぶ違うのも面白かったわ。
男女半々って感じで、おトイレもまるっきり混んでいませんでした(笑)。

最初に前座さんの落語があっていよいよ志の輔さんの登場です。
落語通のアケビは立ち居振る舞いが師匠の談志さんに似てるって言ってました。(なるほど!)

テンポのいい新作落語(『異議なし!』)で、
最近の時事ねた(首相交代)を話題にした枕から会場大爆笑です。
途中、粋な感じで羽織を脱いだ時、来た来たーって思いました。

『ちりとてちん』や『しゃべれどもしゃべれども』を見ていたので、
羽織を脱ぐといよいよ本題に入る合図だって知っていたのです。(エッヘン)

休憩後はいろものさんの三味線があって、おおとりは古典落語。
1時間以上の人情話『江戸の春』でした。

途中笑いがあるでもなく、悪く言えば平坦に話が進んでいくので、
これは演者にとってはかなり難しい話じゃないかなーと思って聞いていました。

寝ている人がいるんじゃないかと思わず周囲を見回したんですが、
みんな少し身を乗り出して聞いています。

落ちにつながる部分には、
お茶のお手前で観客をひきつけないといけない場面なんかもありました。
その瞬間、全く音のない静まり返った空間に、
私の目には品の良い茶道の宗家の姿が見えました。
凄い落語家さんですね。

最後の落ちにもアケビと2人思わず「うーん。」と唸ってしまいました。

もともとは、亡き円生さんのために書かれた演目で、
今は志の輔さんしか語る人はいないのだとか。
アケビも初めて聞いたらしく、「こんな難しい話、他には語れる人いないわ。」って言ってました。