私はこのブログにて、長年3D映像の評価の記事を書いておりますが、3D映像の好みは人それぞれです。
今夜は、私の3D映像評価の基準を記事にしたいと思います。
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(上から順番に、私が重要視する3D映像の基準を記します。)
【第一基準】
■視差の強さ
3D映像は視差が弱ければ話になりません。
目に優しいナチュラルな3D映像が好きだという人もいますが、私は強烈に強い視差が大好きです。
視差の強さで言うと『アバター』が最強!
この作品を超える3D作品が登場しないのは、この視差の強烈さによるものが大きいです。
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■飛び出し度
3D映像の規制により、今や絶滅危惧種といっても過言ではない画面から飛び出してくる3D映像。
作品で言うと『等の上のラプンツェル』も灯篭流しのシーンが有名です。
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■視差の書き分け
最近、奥行はあるのですが、視差の書き分けができていない「フツーの3D映像」が横行しております。
視差の書き分けができている=視差が強い...という意味になります。
■奥行
3D映画はVRのリアルな3D映像ではないので、なるべく厚みを少なくし奥行を少なくするという手法を多用するのです。
これも。3D映像の規制による障害でありましょう。
確かに、奥行きの深い映像は、脳内の視覚領域を刺激し強烈です。
【第二基準】
■3Dの演出
視差が強くても、それでは3Dカメラで撮影されたドキュメンタリー映像と同じです。
そのシーンに合わせてた、アクションなどの誇張された演出をすることにより、楽しめる3D映像となるのです。
(高速で走る車の速さ・高所の高さの怖さ・巨大ロボットの巨大感なども、この3D演出に含まれます。)
○グリグリの耳の三半規管の平衡バランスを狂わす移動感。
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○色鮮やかな光の演出にて、脳内の視覚領域を刺激するトリップ映像。
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私的には、○この2点を重要視しております。
その映画のシーンを本当に自分が体験しているような錯覚...疑似体感ができるのです。
■見せ場の多さ
3D映画は初めから最後まで、全部が派手な3D演出されている訳ではありません。
多くの作品が、見せ場のアクションシーンだけ3D映えする演出になっているのです。
その数が多いほど、3D映画ファンは堪能できるのですが、私はあんまり重要視していません。
1つの作品に3か所以上の見せ場がありば合格だと思っております。
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↑ 『アベンジャーズ』は見せ場のシーンは後半のみしかないのですが、逆に評価が高い作品です。
【第三基準】
■映像の綺麗さ
これは、あくまでも好みによるんですが、私はフィルムのグレイン(粒子)が目に付く3D映像は好きではありません。
クリアで透明感のある3D映像を好みます。
最近のマーベル作品は、全部クリアで綺麗な映像ですよネ~。
(『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』『トランスフォーマー/ロストエイジ』の3D映像を好まないのはこれが原因です。
本来はクオリティの高い3D映像です。)
【第四基準】
■画面のサイズ
3D映像は画面が大きいほど、没入感が増し3D映像の効果を発揮します。
その為、シネスコサイズよりも、ビスタサイズを好みます。
この縦の画面の違いが、3D映像の効果を大きく変えるのです。
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↑ (シネスコサイズでも、フレームブレイク仕様があれば、評価は高くなります。)
如何でしょうか?
3D映像の評価基準は人知れぞれです。のはこれが原因です。本来はクオリティの高い3D映像です。)
私は視差の強さを最重要視いたします、『アナ雪』よりも『ラプンツェル』の方が評価が高いのは、視差の強さに影響しております。
本編時間に対して見せ場の割合の少ない『バットマン vs スーパーマン』を否定する人も居ますが、
私の「見せ場の多さ」の基準は、最重要視はしておりません。
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↑ (私的には、『バットマン vs スーパーマン 』の3D映像の評価は高いです。)
...この基準の違いで、人それぞれ好みの3D作品が違ってくると思います。
一応、このブログはあくまでも、私のこの基準で3D映像評価をしていきたいと思います。
3D映像って、奥が深いよネ~(^_^;)