半島の奥の、トンネルを抜けたカーブの先では厳重な警戒。ここは・・・・。
高速増殖炉「もんじゅ」です。ニュースでもよく取り上げられますね。
最近では口蹄疫と普天間の問題の影に隠れがちだけど、話題の設備でもあるし敦賀半島なら長浜からも近いので、話のタネにと見てきました。
脚の状態はまだ完全ではないし、家から全工程チャリだと130キロコースになってしまうので、奥琵琶湖の駐車スペースまで25キロほど移動し、そこからスタート。
そもそも敦賀半島って、興味はあったけど今まで一度も行ったことがない。なので綺麗な海をじっくり眺めながら「もんじゅ」へ向かいました。
【写真】水晶浜
エメラルドな色合いがとても美しい。敦賀半島西岸の海は大体こんな感じ。
【写真】水晶浜と美浜原子力発電所
若狭湾周辺は言わずと知れた原発銀座。これらのお陰で明るい毎日を過ごすことができる。
【写真】再び「もんじゅ」 白木漁港突堤から
周囲は釣り人が糸を垂れる、ノンビリしたところです。
「もんじゅ」を眺めていると、放射線が飛び出しているのか、肌がチクチクします・・・・というのはウソです。あり得ません。
「もんじゅ」は正確には「高速増殖原型炉」と呼ばれ、発電所ではないのですね。
将来の本格的な発電所開発のために、大型化の技術検討やデータ取得のための、言わば小型の実験炉なのでした。へー。
近くのPRセンターみたいな施設にも入ってみると、炉全体の縮尺モデルや事故を起こした時の現物パーツなども展示してありました。緻密で複雑な構造をしているもんですね。
【写真】放射線の測定
検知する度にピーピーと鳴る。
安全性に関していろいろ取り沙汰されているけれど、「もんじゅ」は一般的原発の先の先をゆく仕組み(理論)のものだし、温暖化防止、低炭素社会、資源ナショナリズムの台頭、とかを考えると、避けて通れない道なのでしょうね。
個人的には、風力はもちろんのこと、小型の水力発電(水車小屋の理屈)を市町村単位でもっと活用できないものかと思うのですけどね。日本には川がいっぱい流れてるし。
さてさて帰りは、撮り鉄ポイントの「鳩原ループ」「疋田大カーブ」に寄り道しつつ、今日の走行距離は85キロでございました。