え、お呼びでない?!

日々の由無し事、時々、自転車ネタ・・・こりゃまた失礼いたしました。

東京湾の下位蜃気楼

2017年01月10日 | 蜃気楼
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実家に帰省していた年末年始。

年が明けて穏やかに晴れた元日には東京湾の好展望地に出向き、今後予定しているあるミッション(大袈裟・・笑)のための偵察をしてきました。

というのも、春になると富山湾や琵琶湖などで見られる「上位蜃気楼」は東京湾にも出現するんじゃないかと考える筆者は、ぜひともその姿を捉えてやろうと、春から初夏ににかけてチャレンジするつもりなのです。

ウォーキングには最適と言えるほどうららかな午後1時過ぎ、神奈川県のとある海辺から東京湾の見渡すと、望める限りの全方位(至近距離は除く)に亘り「下位蜃気楼」が発生していました。

東京湾とは言え冬場の下位蜃気楼は決して珍しくはありません。全国各地で、関東なら例えば相模湾などでもしばしば見ることができます。

ただ東京湾の場合、海岸線には工業地帯や港湾施設が続いて一般人が立ち入れないエリアが多いので、蜃気楼観察に適した場所は限られてしまうでしょうね。

そんな元日の東京湾に発生した下位蜃気楼を以下に。

横浜のみなとみらい地区と、根岸地区のコンビナート群。ひときわ大きなビルはランドマークタワー。



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海水面近くの建造物や船が、伸びている様に見えますよね。これが下位蜃気楼。実は伸びているのではなく、そこにある像(建造物等)のある高さより上の部分が下側に反転して見えており、言わば上下対称っぽく見えてますね。

従ってその上下対称の“折り目部分”より下は、本来の像の下部(地上付近)は見えていないのです。これは空気層の温度差による光(=像)の屈折異常により引き起こされる現象で、一般に言う「逃げ水現象」や「浮島現象」もこれと同じ原理です。

筆者は専門家ではないので、上位蜃気楼も下位蜃気楼もここでの詳細解説は省きます。ググるなどして調べてみて下さいね(笑)。

写真を続けます。

ベイブリッジと、本牧ふ頭および大黒ふ頭南本牧ふ頭のガントリークレーン群。



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鶴見つばさ橋。



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富津沖の第一海堡。



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富津岬と東京電力の火力発電所。



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なかなかいい感じの下位蜃気楼ではありませんか。柔らかい日差しの中で寒さに震えることもなくのんびりと楽しめましたよ。

こんな状況ならば、出現の原理が違うので安易なことは申せませんが、なんだか上位蜃気楼も期待大かなって気がしてきました、“気”がね、あくまでも(笑)。

かように下位蜃気楼観察をしていると、沿岸のみならず東京湾上のなんじゃこりゃ???というものも目に飛び込んできました。それは一体、何!?

続きは明日、かな?

★★蜃気楼に興味を持たれた方は、記事枠外左側の「カテゴリー」から「蜃気楼」を選んでいただくと、「上位蜃気楼」も含めて主に琵琶湖の蜃気楼関連記事をまとめてお読みいただけます。★★
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