以前、二霊の霊界施餓鬼一粒満腹法要を申し込まれました。
父親とその子供をおもわれる故人様のご供養です。
墓石には、お父様のお名前は、彫られておりますが、
子供様は、お名前が彫られておりません。
このように俗名の分からない方のご供養は初めてです。
本来であれば、お断りするのですが、
お申込みくださった方が、ご供養に熱心な方で、
毎月、霊界施餓鬼一粒満腹法要をされておりますので、
ご供養をお受けいたしました。
戒名を読み上げ、ご供養いたしますと、
お父様がお出でになられましたが、お子様は来られない事情があるようです。
お父様の霊から
「不肖の息子でございますので、深く追及しないでください。」と言われました。
生前の行ないにより、お墓に名前を彫ってもらえなかったようです。
最近は、簡単に人を殺すようにな時代になりましたが、
このような事件を起こす張本人は、
親やご先祖様が困るというようなことを考えないのでしょうか。
未来永劫、犯した罪が、本人はもちろんの事、
子孫やご先祖様を苦しめることになるのですが…。
加害者のご先祖様からすれば、
「うちの子孫は、なんていうことをしてくれた。」と、嘆き、
代々のご先祖様より、お叱りを受けるでしょう。
また、被害者のご先祖様からもお叱りや非難され、
加害者のご先祖様は、肩身の狭い思いをしなければいけないのです。
悪いことをしても死刑になるだけと思っていては、大きな間違いです。
今世での裁きを受けたに過ぎないのです。
罪が消えたわけではありません。
霊界では、死んでも罪が帳消しになることは有り得ないのです。
悪しき業は、子孫に借金として残るのです。
悲しいことです。
しかし、子孫が、
霊界施餓鬼一粒満腹法要をお勤めすることで、
悪しき業が、消える時は必ず訪れます。
そのためには何度となく、
霊界施餓鬼一粒満腹法要をお勤めしなければいけません。
それが唯一の方法です。
南無大師遍照金剛