命光不動尊のブログ

貴方の知らない神道や仏教の教えが命光不動尊にはあります。

人はしんだら終わり

2018年11月15日 21時02分04秒 | ひと口法話
そんなことは、ありません。
亡くなった日は。冥土で新しい命を受けて誕生したと云う意味で、
命日と言う事になるので、死亡日ではないのです。

そして、冥土での産着である白装束を着せてもらうのです。
お棺には、故人が使っていた愛用の遺品が、
ご遺体と共に納められます。

常日頃、死後の世界は無いとか、人間死んだらお終いや、言ってる人でも、
この時ばかりは、故人の後生に思いを馳せて「他に持たせてあげる物はないか?」と
最終確認をしています。

人は死んだら終わりや、「生きて居るものが、何をしても生き返る訳では無い」と、
冷めたことを言う、ご仁がおられます。
しかし、何事も合理性一辺倒で物事を進めるよりも、

死を生へと方向転換する智慧を活かして、残された人々が心豊かに生きて行くのが、
故人と生者の双方の人生をうんと厚みの有るものになると、
私は思います。

南無大師遍照金剛

お墓の事

2018年11月13日 16時19分09秒 | ひと口法話

 家族が死去してから三七日が経過しました。

 さて、ここで墓地の問題が出て来ました。

 

四十九日が過ぎたら いつまでも自宅にお骨を置いて置くわけにはいけないので、

当山にお祀りするご本尊大日大聖命光阿遮羅明王尊にお伺いを立てました。

お不動様から早速感応がありました。

 

不動尊のお言葉

一族の者なれば 合祀 差支えなし。真心込めて奉持せよ。

一族の者は誰彼なしに 常に墓参し一族の霊魂を敬い供養せよ、一族の安泰の基いなるぞ。

証真 誠に重畳、重畳

とのお言葉を頂き安堵致しました。

 

思えば お詣りの無い草茫々のお墓を見るにつけ僧侶の私も心を痛めて居りました。

 

一家にお墓一基は、後継ぎの無い家は無縁になるのは目に見えていますよね。

我が家においても、外孫は居りますが内孫は居りませんからね。

他人ごとでは有りませんよ。

 

もっと早くにお不動様に 

お伺いを立てて置けば沢山の方々のお役に立てましたのにね。

 

自分に問題が起きてからでないと言う事では、やっぱり 死ぬまで修行でんな

         みなさん、良い知恵有りましたら教えて下さい   

     ほな

 


子供にけんかに親が出る。親のけんかに誰が出るか知ってますか?

2018年11月12日 17時09分16秒 | ひと口法話

皆さん、言い争いや揉め事が一旦こじれますと、

ご祈祷でも問題の解決までに時間がかかります。

早期、解決が一番大事です。

 

よく子供のけんかに親が出てはいけないと申しますが、

子供同士の話しがこじれますと、親同士の話し合いになってしまいます。

親同士で解決しないと今度は、学校や教育員会にまで話が及んで大変なことになってしまいます。

 

このように、小さな問題が単に個人間の問題ではなく、大きな問題となってしまうのです。

大きな問題となってしまいますと、

今度は、ご先祖様同士の言い争いにまで発展してしまいます。

 

双方のご先祖様の力関係で勝負が決まると言うこともあるのです。

日頃からしっかり供養を受けられているご先祖様の方が強いというわけです。

 

先祖供養は、ご先祖様だけの問題ではないのです。

我々の生活にも大きな影響があるのです。

 

南無大師遍照金剛


お墓の要る要らないと決めるのは、ご先祖様です。

2018年11月11日 19時01分13秒 | ひと口法話

分家の長男さんが墓じまい、仏壇じまいをしてから

次男の娘が癌で子宮を摘出した。 孫(長男)の頭に腫瘍ができた。と言うことで、

次男さんの奥様がご相談に。

 

次男さんは、上から長男 長女 次男 三人兄弟です。

昨年、長男の奥様から墓じまい 仏壇じまいとするとの連絡があり、

奥様は、ご主人に相談したそうです。

 

ご主人は、 

「長男の名〇〇は、言い出したら言うことを聞かないから仕方がない」と言われ、

墓じまいを容認した形をなってしまいました。

長女さんは、怒って長男夫婦と絶縁状態だそうです。

 

長男夫婦は、

〇お墓は祖父母のお骨しか入っていない。

〇自分たちで建てたのだし、子供は女の子で後継ぎがいないから。

〇お墓も仏壇の残された者は、

大変だから今のうちに片づける?ということになったそうです。

 

お墓がなくなったのだから、

自分たちももちろん、お墓には入らないで永大供養か灰になったら撒いてまらうということでしょうか?

 

先祖代々のお墓は、ご先祖様のお住まいなんです。

お骨の有る無しは、関係ありません。

開眼供養をすれば、喜んでお墓に来られます。

 

我々の世界でもご自分の住んでいる家を、子供や孫が勝手に処分して怒らない人がいるでしょうか?

ご先祖様の家を建てたなら、どなたかがお祀りすればいいのです。

 

長男だけが祀りごをしなければいけないということはないのです。

ご先祖様の遺産を相続したら、責任を持って供養をする。

これが、遺産をもらった者の責任です。

 

うちは、遺産は有りませんでしたと言う方がおられますが、

あなたが生まれてきたのは、ご先祖様がおられたからです。

我々は、〇〇家の代表です。

 

産んで育ててくれた恩をお返しする義務があるのです。

 

こういう場合は、

次男さんが、新たに墓を建立し、お祀りすればいいのです。

ご先祖様を祀りたくない人は、ほっとけばいいのです。

南無大師遍照金剛