Yahoo!ニュースで兼近さんのインタビュー記事が載っていました。
内容は、貧困→非行→脱け出せない という負の連鎖にいた。留置所で出会った又吉さんの本をきっかけに、以前の交遊関係を断ち切り、上京して芸人を目指したというような内容でした。
コメント欄は、美談にするな!犯罪者はゆるせない!マトモな人は最初から犯罪者にならない!みたいな批判のオンパレードでした。
負の連鎖から脱け出すのは大変し、そのままのほうが楽だけど、違和感があるなら脱け出さないとそのままだよ、みたいなメッセージだと私は受け取りました。
本人コメントではないけど、父親が薬○中毒みたいな書き込みも見ました。
もしそんな環境で育ったならマトモに育つはずがない。
だから犯罪を犯していいとかそういうわけじゃない。そしてそこは今回の論点じゃない。
育つ環境が大事、教育が大事とか
脱け出す(気がつく)ためのきっかけが大事
と言ったような、貧困や非行に縁がない人にとって、そっち側の話をこっち側にわかりやすく伝えていて、どうすれば良いのかを上手く問題提起していると思いました。
現状のレポートとして、とても意味のある記事だと私は思います。
かと言って、兼近さんみたいな人が近くにいたら関わるか?と聞かれたらたぶん関わらないし、子供を預けたりはしないと思います
それとこれとは別
本人がおっしゃってたように、若者と政治のパイプ役はとても良いと思います。
頭が良いし、説明もわかりやすいですし。イケメンだし(笑)
私は非行とは無縁でしたが、貧困家庭でした。
家が小さくてボロいから同級生男子にバカにされていました。
貧困=低学歴なんですよね。
私は高学歴ではないけど、四大卒で安定した仕事があります。
親は低学歴なので、大学受験なんて当然相談できず、一人で這い上がりました。
そして親と偏差値が20以上違うので、親と話が合いません。
(一般的に偏差値の差が20以上あると、話が合わないそうです)
これがもともと高学歴な親なら、どうすれば偏差値を上げられるか最短の方法を示せるだろうし、幼い頃から勉強させたり、良くも悪くも「ごく当たり前に」レールに載せることでしょう。
私はそのレールには乗れなかったけど、遠回りしながらなんとかしがみついて乗ってる感じです。
兼近さんや周辺の非行少年は、育った環境から非行のレールに乗ってたんですよね。それはもう自動的に。
だから、別のレール(生き方)もあるんだよと示すための学校教育は必須だと思います。
勉強は道を切り開くよ!!
改めて、自分の子供には貧困の道は歩んで欲しくないと思います。