貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

境の明神と玉津島神社②白河市側に句碑群、芭蕉句碑も!

2024-11-10 11:41:28 | 日記
令和6年11月10日(日)
境の明神と玉津島神社②
 奈良・平安の初期には、
国境の明神に、
男女二神を祭るのが通例。
<是より北白川領案内碑>

 この二神は、
内側は女の神様(玉津島明神)

が守り、
外側は男の神様(住吉明神)
が守るという考え方。

 上の写真の栃木側は
『境の明神(玉津島神社)』
と明記されているが、
福島側からは 
こちらの神社は住吉神社になる
という。
 兎に角、
境目はどちらでも紛争の種。
 解決策として苦肉の知恵。
 白河市の神社の境内には、
石碑群があり。
<白河市神社の石碑群>

 その中に、
芭蕉句碑。
<芭蕉句碑>

 「風流の 
  はじめや奥の             
    田植え歌」
 田植えの時季だった
ということが分かる。
<芭蕉句碑の説明>

~つづく。

那須と白河 :境の明神と玉津島神社①二所の関部屋にも関係?

2024-11-09 10:58:48 | 日記
令和6年11月9日(土)
 那須と白河 :境の明神と玉津島神社①   
 下野(栃木県)と奥州(福島県)
の国境に並ぶ神社二つをあわせて、
「境の明神」
と呼ぶ。 
<陸奥側白河市の神社>

 古来より国境を往来する際には
両神社を参拝し、
道中の安全を祈願する。
 陸奥側(白河市)には
玉津島明神(女神・衣通姫)、
下野側(栃木県那須町)には
住吉明神(男神・中筒男命)
が祀られている。
<下野側那須町の神社>

 住吉神社のことを
別名二所の関ともいう。
 二所の関部屋と
ちょっと関係ありそう・・・。
 国道294号線(陸羽街道)
の峠にあったが、
見応えのある所。

 今少し文化財として
一工夫してほしい感あり?
~つづく。


白河市白河の関跡③鎌倉時代の見事な杉と白河のくだり文学碑!

2024-11-08 15:32:42 | 日記
令和6年11月8日(金)
白河市白河の関跡③
<白河の関跡の説明>

 鎌倉時代の歌人
従二位藤原宮内卿家隆が
手植えしたと伝えられている
樹齢八百年の枝振りの
見事な杉も堪能。  
<鎌倉・従二位藤原家隆お手植えの杉>

                         
 奥の細道の文学碑も
きちんとおさめられ、
上人様のご詠歌碑も整備
されている。
<上人ご詠歌>
      
  奥の細道白河の関の
文学碑には、「白河の関」の項。
<『おくのほそ道』白河のくだり>

「心許なき日数重ぬるまゝに、
白河の関にかゝりて、
旅心定まりぬ。
 『いかで都へ』と便り
求めしも断也。
 中にも
この関は三関の一にして、
風騒の人、心をとゞむ。
 秋風を耳に残し、
紅葉を俤にして、
青葉の梢猶あはれなり。
 卯の花の白妙に、
茨の花の咲きそひて、
雪にも越ゆる心地ぞする。
 古人冠を正し、
衣装を改し事など、
清輔の筆にもとゞめ
おかれしとぞ。」
と記し、
曾良の句を添える。                
「卯の花を 
  かざしに関の 
    晴れ着かな」 。 
<おくのほそ道紀行文>

 ちょっぴりいそいそと、
また、
しっとりと公園内を巡り、


神社参詣をも堪能。
 深謝!


白河市白河の関②36歌仙の3人の歌碑と古関蹟碑1

2024-11-07 10:11:18 | 日記
令和6年11月7日(木)
白河市白河の関②
 白河の関の有名な古歌碑
も見つける。 
<古歌碑>

 36歌仙の一人として
有名な平兼盛と能因法師と
頼朝の側近の梶原景季の歌
である。

「便りあらば
  いかで都へ
   告げやらむ
    今日白河の
     関は越えねど」  
        平兼盛
「都をば
  霞とともに 
   立ちしかど
    秋風ぞふく
       白河の関」 
       能因法師
 「秋風に
  草木の露を
   はらわ せて
    君が越ゆれば
     関守もなし」 
       梶原景季 
  白河の関が、
この場所にあったという
 白河の関は、
鼠(ねず)ヶ(が)関や
勿来(なこそ)関とともに、
奥州三関の一つに
数えられる関所である。
<古関蹟の碑>

 発掘調査も進んでいるので、
復元も期待したい。


白河市 白河の関跡と関の森公園①芭蕉と曽良の立像と二人の句!

2024-11-06 11:24:49 | 日記
令和6年11月6日(水)
白河市 白河の関跡と関の森公園      
 何とか4時前に到着。 
 こちらも二度目。  
<白河の関と公園案内板>
 

 芭蕉と曾良の立像の前に立つ。

 足下に二人の句が
彫られている。 
 
「風流の 
  初めやおくの 
    田植えうた」      
       芭蕉 
 曾良の句は、 
「卯の花を
   かざしに関の
     晴着かな」 
 
である。   
 白河の関の有名な古歌碑
も見つける。
~つづく。