令和7年3月14日(金)
山形県最上町封人の家②

元禄2年(1689)5月、
芭蕉は二泊三日にわたって
"封人の家"
に逗留し、その時の印象を、
「蚤虱
「蚤虱
馬の尿する
枕もと」
という句で表現した。
という句で表現した。

最上町は
以前は「小国」という地名で、
山形県内では
随一の馬産地だったようだ。
私の母屋は、
私の母屋は、
役牛を飼育していた。
同じ屋内で
同じ屋内で
大事に育てられていることが、
芭蕉の句でもよくわかる。
しかし、
元禄当時のこと。
芭蕉も蚤と虱で眠れず、
芭蕉も蚤と虱で眠れず、
しかも
馬の放尿の凄い音を聞いて、
さぞやびっくり
仰天したことだろう。
しかし、
しかし、
それを楽しんでいるような
芭蕉がいることも…、
また一興かな!
幾度
幾度
この句に出合ったことか。
その度に、
その状況が鮮明に浮かび上がり、
思わず吹きだす自分が居る。

田舎の牛との共同生活を
思い出し、
懐かしさも手伝うのだろう?