貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

櫟・櫪・橡・椚に椹!

2018-09-10 08:57:50 | 日記

櫟・櫪・橡・椚に椹!

平成30年9月10日(月)

 炎暑、猛暑に初の自制を強いた

漂泊心がそろそろうずき始めてきた?

 鳥取・島根の社と芭蕉句碑巡り。

 天気予報と台風情報とにらめっこし、

出発日を決める。

 来週ぐらいかな?

 さて、今朝も山形市!

 六椹(くぬぎ)八幡宮 へ。

 2017(平成29)年 7月17日 13:24~

 クヌギが御神木。

 クヌギの字は、

「椚」「櫟」「橡」「櫪」等いろいろあれど、

この「椹」は珍しく、単語登録をした。

 周囲の欅も何十本も大木。大樹である。

 見事な拝殿! 参拝!!!

 芭蕉句碑は、結局受付の女性に尋ね、わかる。

 芭蕉の句は、

「雲をりをり

   人を休むる

      月見かな」

であった。

 

 ところで、この社名「六椹」(むつくぬぎ)?

 そのいわれは?と調べたくなる。

 社伝によると、御冷泉天皇の後代、

前九年の役に際し、源頼義・義家父子

当地にクヌギの大木が 6本そびえるのを

見て「陸奥の苦を抜く」に通じるもの

として戦勝を祈願したとされているそうだ。

 最上家累代の祈願所、城下南部の総鎮護

として厚く崇拝されてきた。

 また、最上家改易後の歴代の山形城主

からも崇拝を受け、現在の本殿は寛永7年、

時の城主鳥居忠恒が造営されたものだそう。

 爾来、勝運(商運)の神、厄除け・安産・

開運の神として広く崇敬されているという。

 ここにも、可愛い構え阿吽獅子が。

 前肢を台座にぺったりとつけ、お互いに

睨みあっている。

 阿は口中に玉を含み、身体には放射状の

模様が付けられている。

 最後に、撫で石に御礼とお祈りを捧げ、

優しく撫でて、お別れをした。