補陀落への祈り
平成30年9月24日(月)
残してあった蔵書の中に、
『板東三十三箇所
秩父三十四ヵ所巡り』
があった。
ちらちら眺めているうち、
家内と相談。
早速7時頃出発することにした。
カー巡礼かな。
「祈りの道◎秩父霊場」という頁には、
「千社札に埋もれ、古びた観音堂の
極彩色の須弥壇が燈明に浮かぶ。
無数無名の巡礼太刀が500年間、
この小さな補陀落を祈り歩いて
踏まれた道は、いまも三十四ヵ所を
つないでいる。
はじめて札所を巡る者にも秩父観音
霊場はなつかしい。」
と書かれている。
「補陀落」って?
「観世音菩薩が住む山。
日本では和歌山県の那智山などに
擬する。」
と広辞苑。
秩父の山は、石灰の山武甲山。
武甲山の姿は、今はちょっと哀れだが・・・。
500年以上の歴史的重みを感じて、
第一霊場へ。
秩父札所一番の「四萬部寺」に到着。
先ず、参拝!
説明板によると、妙音寺ともいうそう。
見事な施食殿
「どうぞ、自由に回して!」という功徳石。
結構回転させるには力もいる。
功徳あり!
巡礼する人も数名。
住職から回る道を聞いておられる。
有難きかな!
「秩父三十四観音霊場納経帖」をいただき、
御朱印・日付など記載して貰う。
祈念・祈年と記念かな。