雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

派手でなくてもいいんです。

2010-10-03 17:20:11 | …and so on
例によってWebのポータルサイトのヘッドラインをチラ見しただけなのですが、某宮崎県知事が「県知事として限界を感じた」とか何とかおっしゃって、一期で宮崎県知事をお辞めになるらしいですね。大人しく(?)本業のタレント活動にお戻りになるのかと思ったら、来年の都知事選に出馬するとかしないとか。前後の文脈がわからないので、何を以て「県知事に限界」を感じられたのかは謎ですが、それで都知事選に本当に出馬なさるのならば、それって、宮崎県民にも東京都民にもかなり失礼な話なのでないかと思う次第。「限界」というのが自分のやりたいことが宮崎ではできないというのなら、それは宮崎県民に対して失礼だし、知事として自分は力不足だというのなら、そんな人に都知事選に出馬されても都民は迷惑なだけだし。おそらく、本人が言いたかったのは前者なのだろうと推察はしますが、東京都知事って、そんなに楽な商売でもないと思うのです。今の都知事のように天上天下唯我独尊みたいじゃないと結構大変なのではないでしょうか。

下手に単身で乗り込んでいくと、非常に失礼な言い方ですが、お亡くなりになられた青島前都知事のようにただのお飾りみたいになってしまいます。確かに、下手な国の予算よりは東京都の予算のほうが規模が大きいので、かなりの権力者になれることは間違いない。しかも、月16日出勤して、あとはTVに出たり作家活動をしていてもいいのだから、こんなにおいしい話はそうそうないのかもしれません。あの醜悪(丹下健三先生には申し訳なしけれど)なタックスタワーの主になれるのは、上昇志向が強いという評判の某知事には魅力なのかもしれないとは思いますが。そろそろ80歳になろうとしておられる現都知事の三期目というのも、ちょっとどうかとも思いますけどね。現都知事は、とても後期高齢者とは思えないようなお元気さで、最近もお隣の国とのいざこざについて、言いたい放題のことを述べておられたご様子。ただ、フツーの東京都民は派手な打ち上げ花火を見たいのではなく、都民のためにコツコツと仕事をしてくださる方を望んでいるだけだと思うのですが。これからどうなるのか、ちょっと興味を持って見ていきたいと思います。