雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

仙人になる修行です。

2014-07-05 16:14:36 | travel
東京は、朝からずっと雨が降ったり止んだりのぐずついた1日になりました。
明日・明後日は大阪でツアコン業務が待っているというのに、こんなお天気ならキャンセルしようかなどと埒もないことを考え中。
旅行って、こんなにテンションが上がらないものだったかしらと思いますが、少なくともここ数年はこんな感じです。
自分が行きたいところに行くのではなく、実家の方々のご希望に沿うような旅行しかしていないので、テンションも上がらない。

上野では台湾の故宮博物院の至宝の展覧会をやっていますが、翡翠白菜を見るのに4時間待ちだとか。
期間内に2週間しか展示しないのでそういうアホみたいなことになるのだけど、それなら本場でじっくりと見たほうがいい。
4時間待った挙句、立ち止まることもできないだろうしそばまで近づけるかどうかも不明なわけで、何だかなと思います。
日本人(というか東京人)は並ぶのを苦にしないので、そんな信じられない現象が起きるわけです。
4時間あったら台北まで行けると思うので、翡翠を見に行ったのか人の頭を見に行ったのか分からない場所には近づきたくない。
大阪に行って3人分の宿泊代を出すお金があれば、あと2,3万出せば台北に行けると思うとまたテンションが下がる。

クーポンと新幹線のチケットだけあれば何とかなると思っているので、ツアコンのくせにまだ計画は全く白紙です。
できれば実家の人々の後について歩くか、カフェでまったりと本でも読んでいられればそれなりにのんびりできるのですが。
足つぼマッサージとかアロマエステも、母が興味を示さないので「1時間待ってて」というと本当に外で待ってそうな気がします。
1時間ぐらい自分で行動してくれないかと思うのですが、そういう状況を経験せずに70代半ばまで来てしまった人なので。
親孝行というよりは仙人になるための修行だと思い、せめて、傘をささずに大阪城公園を歩ければいいなと思っております。