雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

ご本人たちが幸せならば。

2018-06-02 16:45:50 | …and so on
東京は、梅雨入り前の貴重な晴れ間になり、日差しは強いけれど湿度の低い気持ちのいい青空です。
気がつけばすでに6月に入っており、いつ、梅雨入りしてもおかしくない時期になってきました。
今年の春は例年以上におかしいお天気が続いたので、春が来たという実感が湧かないまま終わりそうです。
地球の温暖化は確実に進んでいて、そのうちに日本国は亜熱帯化するのではないかと危惧している昨今。
穏やかな四季のある国が、そのうちに雨季と乾季しかない国になってしまうのかもしれません。

昨日の帰宅途中にスマホを何気なく見たら、Yahooでソフトバンクの王会長が結婚されたのを知りました。
王会長が78歳、お相手の方が60歳だというのに二度びっくり…という感じでしたが、おめでたいことではあります。
10年の事実婚状態を経て、正式に入籍なさったらしいですが、王会長の律儀な性格がわかるようなお話です。
10年間も事実婚状態が続いていれば、そのまま暮らしていくこともできたはずですが、お相手のことを思っての入籍かと。
年の差が18歳もあると、やっぱり、奥様となられた方の行く末が心配なのは当然だと思います。
紙切れ1枚の手続きの話ではあるけれど、その紙切れがあるとないとでは、遺される人の安心感が全然違いますよね。

今後、高齢化、超高齢化社会になる日本国では、王会長のような事例も多くなる気がします。
パートナーに先立たれ、傷が癒えて、また新しいパートナーができて…というのは誰にでもありうる話になると思う。
周囲の事情などもあるから、いい悪いの問題ではないのだけれど、キチンとした形にできればそれに越したことはない。
王貞治という日本国民が誰でも知っている人の決断は、同じような境遇の方々の背中を押してくれそうな気がします。
ご本人たちが幸せならどんな形でもいいのかもしれないけれど、無用な騒動を引き起こさない形になればそれが一番いい。
…そんなことを考えながら、Tully'sから通りを行き交う人々をボーっと眺めていた土曜日の昼下がりでした。