雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

桜の木は何も主張しない。

2019-04-10 06:33:55 | …and so on
おはようございます。

数日前から、今日は真冬並みの寒さになると気象予報士さんに言われ続け、北関東では大雪になるとのこと。
今さら真冬並みの気温だといわれても、いったい何を着ればいいのか見当がつかず、途方に暮れております。
ウールのニットを着て暑かったら嫌だし、かといって、コットンのニットで寒くても嫌なので、しばし悩みました。
結局、ウール生地のカットソーを着てみたのですが、この格好が正しいのかどうか、甚だ心許ない気がします。

今日は1日中雨が降るとのことで、それが真冬並みの気温になる一因のようですが、ワタクシは雨に濡れるのも嫌いです。
傘をさして通勤するのも嫌いですが、すでに雨が降っているので、致し方なく長い傘をさして出かけます。
この雨で桜が散ってしまうのかなぁと思うと少し残念だけど、桜の木は、また来年に向けて1年間過ごすのでしょう。
雨に濡れても、暑くても寒くてもぶーたれることなく1年間を黙々と過ごす姿は、ワタクシも見習うべきことが多い。

先々週の土曜日に、NHKのBSプレミアムでいきものがかりの水野良樹のインタビュー番組を放送していました。
何気なくチャンネルをつけて、結局、最後まで見てしまったのだけど、結構面白いインタビューでした。
その中で、「桜の木はただそこにあるだけで何も主張しないけど、見る人間のほうが勝手に感情移入する」と語っていました。
なるほどなぁと思い、確かに、桜の木は、花を見てほしいとか花が散っていくのが寂しいとか声高に主張するわけではない。
そう思っているのは見ている人間の勝手な解釈で、一人一人のその時の感情を反映させているに過ぎないわけです。
水野さんは、自分の作る歌が桜の木のような存在になればと語っていて、いきものがかりの人気の秘密が垣間見えた気がしました。