~還 暦~
2015-06-18 | 詩
~還 暦~
いつかはやって来ると
覚悟していたはずなのに
逃げ出したいと拒んでいる
ある日突然、ノックもなく
ズカズカと土足で踏込み
居座って出て行こうともしない
”還暦”と言う名の訪問者よ
看護の道を走り続け
ひと息ついてあたりを見渡すと
未来図を描くはずのノートは
未だ白紙で埋まっていない
あれやこれやで両手に溢れ
こぼれそうになるほどの糧や証
落としたり転がしたりで騒いでいる
やりたかったこと
やり残したこと
どこかに置いて来たけど
もう、宿題は時効と笑ってみたら
気楽に生きられるだろうか
(ちなみにこの詩を書いたのは、
○年前ですので悪しからず、、、)