~風 車~
2015-06-24 | 詩
風車
クルクル ぐるぐる カタカタ
風に吹かれてまわる風車
ま~るく弧を描いて羽が舞い
両手を上げ空を仰ぎながら走る子供達
ふっと 風がとまると息を吹きかけ
待っては風を追いかける
そう言えば、幼いころ縁日で
駄々こねて買って貰った風車
鮮やかな色がキラキラ輝いて光り
星や玉の模様で飾られた玩具だけど
何故だかまわらなくなり 泣いたかな
野辺には春風が心地よくそよぎ
黄色の絨毯が香る花畑で小鳥が戯れ
蒼く澄んだ空は宙からの贈り物か
途方もなく広がり 笑い声がいっぱい
知らない間に幼い頃に戻った 輪の中にわたし
まわる まわる 想いを乗せて
まわれ まわれ 夢を追いかけて
(子供の頃を思い出してます。この詩は某新聞に
掲載されました)