井の中の蛙、カイラス山巡礼に挑む!

夢のカイラス巡礼を終え、登山を再開しました。山岳信仰の延長上に四国遍路、カイラス山巡礼があり、原点の登山に戻ります。

準備山行・神威岳(983m)

2008-05-08 20:03:09 | 札幌近郊の山
4月19日、神威岳から烏帽子岳まで登るつもりで出掛けたのですが、
すっかり雪が融けたようですので、とりあえず神威岳を目指します。

平川に掛かる百松橋を渡ると林道を閉じているゲートが開いています。
これは、ラッキーとばかりに、林道を奥まで走ります。
「神威岳登山口」と書かれた標識前の待避所に車を止めます。

ここから登りだしたのですが、雪がまったくありません。
しばらくは林道のように広く整備された道を歩きます。
30分ほど歩くと切り出した松がうずたかく積まれている
集材所に着きます。
どうやらここまで車が入れるようです。

この集材所を過ぎると、ようやく登山道らしい道となります。
沢沿いの道を歩いていると、沢を渡るところへでます。
ここが、ちょっと分かりずらかったのですが、
沢を飛び越えて、尾根に取り付きます。

ここからは、右手上に神威岳の山頂部がいつも見えています。
岩で出来た山高帽のような山頂です。
尾根を登っていくにしたがって北斜面に雪が残っています。

この斜面をジグザグに登っていくのですが、
残雪のためコースが分かりずらくなっています。
注意深くコースを見ながら登っていくので、
多少ペースが落ちてきます。

ほぼ尾根を登りきったところは、残雪がいっぱいあります。
その残雪をキックステップで足場を作り登っていきます。
今日は天気がいいので、汗で額が濡れてきます。
その汗を手でぬぐいながら一歩一歩歩いていきます。

山頂部飲ましたからは急斜面となって見えている山頂部の
裏側へ回り込みます。

約2時間半ほどで、山頂へ着きました。
目の前には烏帽子岳が見えます。
でも、烏帽子岳を見ても雪が大分融けています。

烏帽子岳までははっきりしたコースがないので、残雪を利用して
登るつもりだったのですが、この様子では諦めるしかありません。

北側には、冬に登った百松沢山から、その陰に手稲山が見えています。
西側に見える真っ白な山は無意根山です。
まだかなり雪が残っているようですので、
これなら、無意根山へ行った方が準備登山の目的が
達成されたかもしれません。

無意根山の手前に見える黒々とした岩峰は定山渓天狗岳です。

山頂で、濡れたシャツを乾かしてのんびりします。
単独の男性が登ってきます。
話を聞くと私達のトレースがあったので登ってこれたといってます。
その後はご夫婦が1組登って来ただけで、今日の神威岳は
私達を入れて5人ほどしか登っていないようです。

今回の神威岳は天気も良く気持ちよく登れました。