井の中の蛙、カイラス山巡礼に挑む!

夢のカイラス巡礼を終え、登山を再開しました。山岳信仰の延長上に四国遍路、カイラス山巡礼があり、原点の登山に戻ります。

第6回北大山岳館講演会を聴きに行く

2013-10-12 19:53:55 | その他
 10月12日に北大の構内にある山岳館において講演会があるというので聴きに行ってきました。

 講演者は鮫島惇一郎氏です。
講演の題目は、「身近な山~花と絵と山~」です。

 鮫島氏のお名前はずいぶん以前から知っていました。
北大から林業試験場へ出向、その期間にも山のこと植物のことなどに関する著書が多数あります。
しかし、お姿を拝見するのは今回が初めてです。
どんな方なのか?
とても興味を持って山岳館へ行きました。

   
    右が講演会のポスターです。
    そして、左が著書の「草樹との出合い」ですが、今回の参加者全員に
   著者からプレゼントされました。
   
   
    講演者の鮫島惇一郎氏です。
    御歳87歳、まだまだお元気です。

   
    講演を聴きに来た方々ですが、若い人の姿が余り見えなかったのは残念です。

 講演内容は、戦後間もない頃から現在まで鮫島氏が登ってきた山と植物に関することでした。
飾らない話し方で、時折当時のエピソードも挟みながらのお話はとても楽しいものでした。
相づちを打つ人、声を上げて笑う人など和やかに時間が過ぎていきます。
北海道の登山シーンにおいて創成期から山と対峙してきた人のお話は興味深いものでした。


 ここで、山岳館を紹介したいと思います。
この山岳館は、北大構内でも北の端のほうにあり、自嘲的に「北大構内のチベット」と呼ばれているようです。
この講演会もこの山岳館の場所を知ってもらいたくて初めたと聞いたことがあります。

   
    建物は、カットログで造られています。
    2階建ての建物で、1階部分は玄関の左手が書庫、
    右手は吹き抜けのホールとなっています。
    2階は、北大山の会のルームとして使用しています。

   
    玄関を入ったところに坂本直行さんの絵が掛けられています。

   
    書庫です。
この書庫には日本山岳会創成期の著書から最近の書物までいろいろなものがあります。
   

   
    ここに日本山岳会創成期における著名人の著書が並んでいます。
    大島亮吉、小島鳥水、冠松次郎など垂涎ものの著書が並びます。
   
   
   2階へ上がる階段に山スキーが展示されています。

   そして、その奥にはピッケルとアイゼンが展示されています。
   

   
    2階から見たホールの様子です。


 この山岳館は一般開放されています。
開放日にはこれらの著書を手に取ってみることができます。
なお、開放日や時間などはHPで確認してください。