井の中の蛙、カイラス山巡礼に挑む!

夢のカイラス巡礼を終え、登山を再開しました。山岳信仰の延長上に四国遍路、カイラス山巡礼があり、原点の登山に戻ります。

崖崩れで道路が不通

2006-08-21 18:51:26 | カイラス巡礼・旅行記

 朝食後は、川に沿ってどんどん登っていきます。
しばらく登っていくとバスが止まります。
前方を見ると十台ほどの車が止まっています。

運転手がバスを降りて前の状況を見に行きますがすぐに戻ってきます。
どうやらこの先で崖崩れがあり落ちてきた岩石が道路を塞いでいるようです。
きっと昨晩の雨のため崖が崩れたのでしょう。


 バスが動く気配もなく車内が暑苦しくなってきたので崖崩れの現場を見に行きます。
2~3百メートル先にその現場があります。

現場を見ると右岸の上の方から崩れた岩が細長く道路に達しています。
山肌を見ると細長い帯となって岩石が積み重なっています。
どうやら今回が初めての崩落ではなくて、
今まで何回も崩落を繰り返しているように見えました。

崩れた瓦礫は道路の半分ほどを塞ぎ、そこには後輪が瓦礫の穴に挟まり身
動きが取れなくなったトラックが道路を塞いでいます。

運転手らしい男が素手で道路に出来た穴から岩を取りだしています。
オイオイ、こんなことをしていてトラックが動くようになるのかと思いましたが
運転手は一生懸命に穴に手を入れて石を取り出しています。
こんな手作業ではどうにもならないと思いました。

トラックが動くように手伝っていると思った人達は、
この運転手には目もくれずトラックの山側に新しい道を造ろうとしています。
この人達も素手で崩れた岩を動かしたり投げています。


こんなことでは重機でも来なければ道路を塞いでいる岩石は動かせないと思い
バスに戻りました。

 すると、私達のバスの運転手は運転席の座先を外しバスの下に潜り込み
昼寝をしているではありませんか。

 バスがいつ動けるようになるかも分からず、ただただ時間が過ぎていきます。
これがネパールなのだと思い、私もトラックの陰へ座り込みます。

 2時間は過ぎたでしょうか?
パワーショベルが川上からやってきました。
パワーショベルで立ち往生しているトラックを動かします。
どうやらこれで先へ進めそうです。


それにしても、この道はネパールからチベットに抜ける道路であること、
いつも崖崩れを起こしているような場所なのに
何の備えもないことは信じられません。

 結局、この道路不通区間を通ることが出来たのは
ちょうど3時間ほど経ってました。



マオイスト登場!

2006-08-19 17:24:03 | カイラス巡礼・旅行記
バスは荷物と人ですし詰めの状況です。
雨は小降りになったもののまだ暗いカトマンズの街を走ります。
外も暗く蒸し暑いので寝ることにします。

バスが走り出して2時間ほど経ちました。
バスはカトマンズの街から一度登って、
それからは延々と山肌を縫うように下ります。

やっと空が明るくなって回りの景色が見えてきます。
山の中をどんどん下っていきます。
かなり下って川筋が見えたと思ったらバスが道路を蛇行しながら
スピードを落とします。

車体が左右に2~3度揺れたので目を覚まして窓から外を見ると
バリケードのようなものが見えます。
バスがそこを通り抜けようとしてスピードを落とすと、
バスの後ろからドンドンと車体を叩く音がします。
その音でバスが停車します。

何事かと思っていると、若い男の子(20代前半)を先頭に
数人がバスに乗り込んできます。

 窓から道路を見ると対向車線に道路を塞ぐようにトラックが止まっています。
この状況を見てピーンと来ました。
この若い男の子はどうやらマオイストのようです。

 マオイストの男の子とシェルパと声高に話をしています。
ネパール語のようですので何を話しているか分かりませんが、
マオイストが通行税を取っていると聞いていましたにで、
その交渉だと思われます。

シェルパが書類のようなものを見せながら話をしています。
どうやら交通税を払わないというようなことを言っているようです。
バスの中で話がつかないようで、若い男がシェルパを外に連れだして
バスの後ろの方で話を続けています。
時々怒鳴り声のように大きな声が聞こえてきます。

ゲリーが目を覚まし「何事?」というような顔をして私を見ます。
小さな声で「マオイスト」といいますが、よく分からないようなので
「コミュニスト」というと、首を大きく振ってうなずきます。

 15分以上も話が続いたでしょうか?
やっと、シェルパがバスに戻り、男が一人乗り込んできます。

この間、マオイストの数人がバスの入口を固めているだけで
私達には何の危害も加える様子はありませんでした。
そのため、私達は座席から立たないようにして
交渉の経過を見守っていました。

バスが動き出し少し走ると橋があり、
その橋を渡り右に曲がると小さな集落があります。

そこで、バスを道ばたに止めて集落のお店から朝食が運ばれます。
朝食はサンドイッチにバナナ、マドレーヌとマンゴージュースでした。
どうやら、この集落はマオイストの村のようです。

この頃になるとすっかり夜が明けて外は明るいのですが、
この村は谷間にあるためお日様の顔は見えません。
バスの中は人いきれで蒸し暑くなっています。
窓を開けて空気を入れ換えます。

朝食を取ったので、この村を出発します。
今度は川に沿ってどんどん登っていきます。


 マオイストに会ったのは初めてですが、
あまりに若い人達なのでびっくりしました。
それと、バスに乗り込んできたときの服装はワイシャツ姿と
普通ですし、銃は持っていませんでした。
ですからそれほどに威圧感は感じませんでした。

このことで、カトマンズ以外はマオイストの勢力圏で
あるといわれたことが実感できました。

私は外国人ですので、このようなネパールの国内問題には疎いのですが
この国の国王が、もっと真剣に国民のことを考えた政治を行うなら
違った状況となったのでしょう。
共産主義が勢力を伸ばしているということは、
今の政治に対する不満が充満しているということの証なのでしょう。


いよいよ出発!

2006-08-18 19:40:23 | カイラス巡礼・旅行記
6月6日早朝、いよいよ出発の朝です。

☆☆ インド時間? ☆☆

 午前2時に腕時計の目覚ましがピッ!ピッ!と鳴ります。
外はザアザアと雨が降っています。
隣の学校の屋根から滝のような雨が落ちています。

その音を聞きながらベットから起きますが、ホテルの中はシーンとしています。
本当に2時半に出発するならもう少し廊下が騒がしくても良いはずです。
なぜなら、この階にも同じツァーのインド人がたくさん泊まっているからです。

 とりあえず準備をしてダッフルバックを抱えながら暗い廊下から
エレベーターでロビーに降ります。
エレベーターの扉が開きましたが、ロビーは真っ暗です。
街灯の明かりが入る薄暗いロビーでゲリーと顔を見合わせます。

ゲリーは私を見ながら肩をすぼめ両手を「仕方がないね!」という風に広げます。
私もゲリーの顔を見て同じように肩をすぼめるしかありません。
そして薄暗いロビーのソファーに腰掛けて待つことにしました。
 
 3時を過ぎるとホテルの人がロビーに来て照明をつけます。
ビジュヌーにグレゴリーも降りてきます。
そして、ロビーにいる人の数を見て「ホラね!」とあきらめたような顔をして
私達の横にあるソファーに座ります。

時間が経つにしたがって、少しずつロビーに人が集まってきます。

玄関に出ると外にはバスが2台止まっています。

 4時頃にはやっとロビーが人でいっぱいになりました。
インド人の女性が沢山いるのでサリー姿が溢れます。
しかし、この女性達は年齢が高く太った人も多く、
とてもカイラス山の周りを登ることなど無理のように見えます。

エコトレックのシェルパと若い男の子達がダッフルバックをバスに積み込みます。
そして2台のバスに乗り込むと遅れてやってきた人の座席がないのか、
一度積み込んだ後部座席の荷物をバスの屋根に積み直しています。
一番最後にロビーに降りてきた人達は1時間半は遅れてきたでしょうか。

 こんなことで時間が経ちましたが、4時30分、やっとバスが動きます。
さあ、いよいよ出発です。
予定の出発時間からは2時間も経っています。

考えてみると出発時間の2時半にエコトレックの人が
誰も来ていないのは不思議です。
普通に考えても主催者が言った出発時間に主催者側の人が
誰も来ていないなどということがあるのでしょうか?
日本では考えられないことです。
一体この人達の時間感覚はどうなっているのでしょうか?

アメリカ国籍のインド人はそれほど遅れていないところを見ると
インドに住んでいる人達の時間感覚がおかしいのだと思います。

時間を守るということはビジネス社会では当たり前のことです。
そのことが守れていないインドやネパールは、ビジネス社会から見ると
遅れているとも言えますが、当人達が気にしない社会ではいきり立っても
仕方のないことです。

今日の教訓で、インド時間として約1時間は見ないといけないですね。

ブリーフィング

2006-08-17 20:02:08 | カイラス巡礼・旅行記

 ホテルに戻ってからゲリーに「ブリーフィングの時間を聞いているか?」
聞いたけれど、何も聞いていないという。
今日はブリーフィングがある日なのだけれど何の連絡もない。
そこで、二人して昼寝することにする。

 目を覚ますと辺りは真っ暗になっている。
9時を過ぎている。
お腹がすいたので食堂へ行くとガラーンとしている。
もうみんな食べ終わってしまったようだ。

エコトレックの人が話しかけてくる。
「ダッフルバックを貰ったか。」と聞いてくる。
「貰っていない。」というとレストランへ案内される。
レストランにはたくさんのイスが並べられ、手前の方にはホワイトボードがある。
どうやらここでブリーフィングが行われたようだ。

レストランの隅にあるオレンジ色の大きなダッフルバッグを一つずつ渡される。
これに必要な荷物を詰めて持って行くようだ。

中を見ると寝袋と防寒用のジャケットと帽子が入っている。
帽子は記念品としてくれるようだがそれ以外はレンタルされるようだ。

ジャケットは荷物になるし自分のダウンベストがあるので返す。
このダッフルバックには番号が書かれており、私のは52番だった。

 ブリーフィングの開始時間をきちんと全員に連絡されていないのは
杜撰な運営だと思ったが、全員に配付した資料を見るとエコトレックのHPに
書かれている日程と地図だったのでこの内容なら特に支障はないかと思った。

 さて、さて、明日の出発時間は午前2時30分だという。
ずいぶん早い時間だなと思ったけれど、ゲリーと部屋に戻りシャワーを浴びて
寝ることにする。

 腕時計の目覚ましを2時にセットする。

 外は雷が光り夕立のような雨が降ってくる。
稲光はするが音が聞こえないので遠くに落ちているようだ。
雨音を聞きながら眠りにつく。
さあ、いよいよ明日からカイラス山を目指してキャラバンが始まる。


 ☆☆☆☆ 乾期から雨期へ ☆☆☆☆

 5月から6月は乾期から雨期へ変わる時期のようです。
4月にカトマンズへ来た人の日記を読んでいると乾期でしたので川の水は干上がり、
道路は土ホコリでモウモウとしてマスクがなければ喉を痛めると書かれてありました。

私が行ったこの時期は雨が降り空気が湿りホコリは収まっていました。
 カトマンズの空港へ着いたときも霧雨が降っていましたし、
昨晩も小雨が少し降っていました。

 気温は日中こそ30度近くまで上がっているようですが、
夜になると涼しく窓を開けて寝ていると毛布を1枚掛けていないと
寒いくらいですので、思っていたほど暑くもなくちょうど気候だと思いました。

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タメル地区 2

2006-08-16 09:02:55 | カイラス巡礼・旅行記
タメルの商店街を歩いていると不思議なお寺を見つけました。
そのお寺は商店街から狭い路地をほんの少し入ったところにあります。
お寺の前に来ると鳩が一斉に飛び立ち、その羽音に少し驚きました。
全体の印象が暗く不気味な感じがするお寺です。



建物全体が細かな鉄の細工物で覆われています。
その中から、もうもうと線香の煙が流れてきます。

建物の中にはいるとそこにも天井から壁全体にいろいろな飾りがあり、
金色で覆われています。


お寺の前庭にも不思議な塔がたくさん立っています。

この一角だけ回りの風景とはまったく違った別世界のような雰囲気です。
う~ん、何というお寺なのでしょうか?





タメル地区 1

2006-08-15 22:03:13 | カイラス巡礼・旅行記
 市内観光を終えホテルで昼食を取った後に私、ゲリー、ビジュヌー、グレゴリーの4人で
タメル地区へ買い物に出かける。
タメル地区はカトマンズの繁華街で商店、ホテル、旅行会社、両替などが
出来る地区です。

 ホテルから歩いて15分ほどでタメルに着く。
ここは、狭い道路なので車の乗り入れが禁止されている。
狭い道を行き交う人と力車を避けながらお上りさん丸出しで
あちらこちらの店を見ながら歩いていく。

 ビジュヌーとグレゴリーが着替え用の服を買う。
マナサロアール湖で水浴びをしたときの着替えがいると言っている。
「お前は買わないのか?」と聞いてくるので、
「着替えは持っている。」と答える。
この店にはTシャツなどに色とりどりの刺繍をしたものがあるが、
刺繍は手が込んでいて素晴らしいがシャツ自体が粗悪で
2~3度洗濯したら首のところが伸びてしまいそうなので
買う気が起こらなかった。

 いろいろな店を見ながら、日本へのお土産を何にしようかと思いながら
ウィンドーショッピングを楽しんだ。

 タメルを歩いているうちに道に迷ってしまう。
グレゴリーとビジュヌーを先頭に歩いていたのでけれど、
グレゴリーが地図を見ているがどこにいるか分からなくなってしまう。

私は途中でずいぶんホテルとは離れる方に歩いていくなと思っていたが
黙ってついていた。
そうこうするうちに何と午前中に来たボーダナートが見えてきた。
タメル地区を横断して南の方へ来てしまったようだ。

ホテルは反対の方角、タメルよりさらに北の方角にある。
タクシーで帰る方が早いと思ったが、どうも歩いて帰るようだ。
私は、周りをキョロキョロしながら3人の後をついて行く。
こんな所でも、主体性もなく人の後ろをついて行くのが日本人の悪いところかな?
 
 町を歩いていると路上市場があった。
所狭しと商品を並べているが、そのお店にたくさんの人が群がっている。




 この人込みを見ていると人々のパワーを感じますね。

ボーダナート

2006-08-11 23:18:00 | カイラス巡礼・旅行記
市内観光の最後は、街の中にあるボーダナートです。
この寺院は交通量の多い通りからほんの少し入ったところにありますが、
ここのお寺は中とても大きなものでした。
先ほど行ったスワヤンブーナートと同じような形をしているんですが、
大きさが違います。
真っ白な巨大な塔が目に突き刺さるくらいまぶしく輝いています。


建物の周りはお土産店と食堂などがたくさんあります。
お土産売りのおじさんおばさんが首飾りや腕輪を持って声をかけてきます。
後をついてきながらしつこく声をかけてきます。

ぐるりと一周すると、建物の上に上がる入り口があります。
ここから塔の上に上がるようです。


塔の上には沢山の人が一列になって何かを運んでいます。
一体何を運んでいるのでしょうか?
バケツリレーのような形で運んでいます。


この巨大な塔の中はどうなっているのでしょうか?
とても興味があるのですが、塔のな簡易はいることが出来るのかさえ分かりません。

塔の回りを右回りに一周してホテルへ戻ります。



ここはどこ?なんというところ?

2006-08-10 21:11:01 | カイラス巡礼・旅行記
ここはどこでしょうか?
スワヤンブーナートから市内を横断して30分は走ったでしょうか?
車を降りて階段を数段上がって少し歩くと石の塀が長方形の形に
回されたところがあります。


この中を覗くと大きな石仏が水の中に安置されています。
足元にはお参りする人がいて、お花を石仏の体にお供えしています。


この中へはいるには靴を脱がなければ入れません。
そしてなにがしかの入場料がいるようです。


石仏の上にはテントがかけられ直射が当たらないようにされています。
足元で熱心にお参りをしている人がいます。

ここが何という場所なのか聞くことが出来ませんでした。
日本へ帰ってきてからいろいろ調べたのですが、よく分かりません。
カトマンズの観光スポットに詳しい方がいらっしゃいましたら、
教えていただけないでしょうか。

こんなところで会話力のないハンディがでるのですね。


スワヤンブーナート 3

2006-08-09 20:40:55 | カイラス巡礼・旅行記
真っ白な塔の回りにはマニ車がたくさんあります。


塔を中心にしていろいろな建物があります。
その中には仏像と一緒になっているものがあります。


仏像が安置されている建物の一角にたくさんの灯明が準備されている部屋があります。
お参りに来る人のために用意されているのでしょうか?


これらの小さな塔似も仏像が安置されているのでしょうか?


正面の階段を上がってくると覆い被さるように塔が見えます。
一番上を見ると首が痛くなり、階段を落ちそうになります。


裏側の道へ階段を下りていきます。
この通路にはお土産やさんが露店を出し、うるさいくらいに買って、買って
攻撃を仕掛けてきます。



 スワヤンーブナートの山の下にはこの山を1周する道があり、
チベット仏教の信者の人が右回りにお参りをしていると聞きました。
その中には五体投地でお参りをする人もいるようです。

この次にカトマンズへ来る機会があれば、もう少しゆっくりと見てみたいと思いました。


スワヤンブーナート 2

2006-08-08 20:02:37 | カイラス巡礼・旅行記

 階段を上がって行くと左手に真っ白い大きな半球形の仏塔があり
その上の金色に輝く九輪のような輪があります。 
そして異彩を誇っているのが正方形の部分に描かれている大きな目です。
この目がカトマンズの四方を睨んでいます。


この大きな白い建物の周りにもいろいろな建物があります。
この建物は大きなマニ車が据え付けられています。
そして建物の回りには小さなマニ車が無数にあります。


興味深く見ていると、大きな金色の仏像が祀られている建物があります。
大きさは3~4メートルほどの高さがあり、
ガラスのケースで覆われています。
日本でいうと奈良の大仏のようなものでしょうか。
仏像の前にはダライ・ラマ14世の写真が飾られています。


この仏像の佇まいを見ていると奈良の大仏によく似ていると思いました。
そう思うのは私だけなのでしょうか?

日本へ帰ってから調べると、このスワヤンブーナートはチベット仏教の
お寺であり、さらに、カイラス山とは大きな共通点がありました。
それは、どちらもブータンに支配されていた歴史があるということです。


 カトマンズの市街が見渡せる場所に来ると急な階段があります。
どうやら、この階段を上ってくるのが正式な道のようです。


この階段の一番上にあるのが、大きな仏具(五鈷杵でしょうか?)です。
この仏具を見て、ハッと思いました。
弘法大師が手に持っている仏具によく似ているからです。

考えてみると仏教伝来は西から東ですので、チベット密教で使用している仏具が
日本まで伝来していても何の不思議でもなく、当然といっても良いのでしょう。
ただ、私が知らないだけなのだと思います。
この仏具を見てからはいっぺんにこのお寺に愛着を感じました。

 


 この寺院には猿がいました。
数匹の猿が地面一面に干している花びらの中から何かをつまんで口に運んでいます。
種などを食べているのでしょうか?