私は、2016年2月以来、iPhone6Sを使っていました。もう3年8ヶ月ほどになるので、バッテリーの劣化が著しく、一日ももたないし、走っているときに落として、画面は割れているし…、。格安スマホも考えたのですが、どうも敷居が高く、慣れているiPhoneでいいや、です。ちょうどiPhone11が出るときでしたが、Xでもよく、安い方にということで、検討しました。結局は、新しい11にすることになりました。使っての感想は、次回に続く、でありました。
そんなこんなで、前回に続いて、ダニエル・バレンボイムであります。今回は指揮者としての演奏であります。私はそれほどこの人の演奏を気にしたり、聴いたりはしていない方でした。ベートーヴェンやワーグナー、ブルックナー以外は、ほとんど意識したことなかったのですが、調べてみると、それ以外のCDはけっこうあるんですねえ。遠い存在と思われているマーラーなどでも、5、7、9番、大地の歌とあります。やはり多種多芸の才人でありますねえ。
とは言っても、独墺系が中心であることは間違いないようです。特に、ブルックナーは、①シカゴ響、②BPO、③SKBと三度も全集を録音してます。ブルックナーを三度とは、朝比奈さんが三度ですが、すごいことですねえ。ともにライブを含みますが…。おそらくは、ブルックナーはかなりのお気に入りなのでしょうかね。そうは言っても、この人のブルックナーの演奏は、それほど評価されているわけでもないような。まあ、微妙なところであります。
そんなバレンボイムのブルックナー。今回は1970年代に録音したシカゴ響との演奏から。他にもいい演奏はあるのですが、交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」であります。このシカゴ響との全集は、1972-81年の録音ですが、この4番は1972年11月で最も早い時期のものになります。バレンボイムはこのとき若干30才。まだまだ気鋭のピアニストでしたねえ。シカゴ響とは、1991年に音楽監督に就任しますが、このころからも密接な関係があったんでしょうねえ。
ブルックナーの交響曲の演奏、なかなか難しいですねえ。おそらくはバレンボイムの演奏は、世間のブルックナー信奉者の支持が得られないものなんでは、と思います。それはこの演奏が「人間臭い」こと。アルプスの大自然云々、なんて無縁の演奏のように思われます。そんなところは、バレンボイムが私淑するフルトヴェングラーの演奏と共通するところがあるのでしょうかね。実際にこのバレンボイムの演奏は、テンポは揺れまくり、強弱も同じ。そして表情もたいそう豊かであります。ここぞとばかりの爆発力のすごい。まあ、この人の演奏ではよく耳にすることです。私は、そんなブルックナーはそんなに嫌ではないし、むしろブルックナーのこんな演奏がまったく好きなのであります。ただ、この人の演奏は、最初は著しくいいなと思います。しかし、段々と飽きが来る、もしくはわざとらしいと感じるようになる、そんな印象がありますねえ。繰り返していいますが、私は嫌いではなく、むしろ支持したい。ただ、そう言った感想もあるやろな、ということです。
私は、第1楽章から聴いていて、ここまで気持ちを込めての演奏は嬉しいし、テンポや強弱の変化も、これはすごいな、と思います。加えて、シカゴ響がやはりいい。このオケは元来私は好きなんですが、どのところを取っても。よく鳴って巧いこと限りない。加えて、バレンボイムの若さが推進力となって、元気一杯だし、力強さも一気呵成のところがいい。まだこの若さで、これだけの考え抜いた演奏ができる。そして、シカゴ響から、これだけの音を引き出し、これだけの演奏をする。それも1970年代初めです。やはり、バレンボイム、天才なんでしょうねえ。以上、今回も大雑把なお話となりました。申し訳ありません。
秋分の日も終わり、暑さ寒さも彼岸まで。めっきり涼しくなってきましたね。職場でも冷房がいらないようになりました。秋が近づいております。
(DG 477 9803 20011年 輸入盤)
そんなこんなで、前回に続いて、ダニエル・バレンボイムであります。今回は指揮者としての演奏であります。私はそれほどこの人の演奏を気にしたり、聴いたりはしていない方でした。ベートーヴェンやワーグナー、ブルックナー以外は、ほとんど意識したことなかったのですが、調べてみると、それ以外のCDはけっこうあるんですねえ。遠い存在と思われているマーラーなどでも、5、7、9番、大地の歌とあります。やはり多種多芸の才人でありますねえ。
とは言っても、独墺系が中心であることは間違いないようです。特に、ブルックナーは、①シカゴ響、②BPO、③SKBと三度も全集を録音してます。ブルックナーを三度とは、朝比奈さんが三度ですが、すごいことですねえ。ともにライブを含みますが…。おそらくは、ブルックナーはかなりのお気に入りなのでしょうかね。そうは言っても、この人のブルックナーの演奏は、それほど評価されているわけでもないような。まあ、微妙なところであります。
そんなバレンボイムのブルックナー。今回は1970年代に録音したシカゴ響との演奏から。他にもいい演奏はあるのですが、交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」であります。このシカゴ響との全集は、1972-81年の録音ですが、この4番は1972年11月で最も早い時期のものになります。バレンボイムはこのとき若干30才。まだまだ気鋭のピアニストでしたねえ。シカゴ響とは、1991年に音楽監督に就任しますが、このころからも密接な関係があったんでしょうねえ。
ブルックナーの交響曲の演奏、なかなか難しいですねえ。おそらくはバレンボイムの演奏は、世間のブルックナー信奉者の支持が得られないものなんでは、と思います。それはこの演奏が「人間臭い」こと。アルプスの大自然云々、なんて無縁の演奏のように思われます。そんなところは、バレンボイムが私淑するフルトヴェングラーの演奏と共通するところがあるのでしょうかね。実際にこのバレンボイムの演奏は、テンポは揺れまくり、強弱も同じ。そして表情もたいそう豊かであります。ここぞとばかりの爆発力のすごい。まあ、この人の演奏ではよく耳にすることです。私は、そんなブルックナーはそんなに嫌ではないし、むしろブルックナーのこんな演奏がまったく好きなのであります。ただ、この人の演奏は、最初は著しくいいなと思います。しかし、段々と飽きが来る、もしくはわざとらしいと感じるようになる、そんな印象がありますねえ。繰り返していいますが、私は嫌いではなく、むしろ支持したい。ただ、そう言った感想もあるやろな、ということです。
私は、第1楽章から聴いていて、ここまで気持ちを込めての演奏は嬉しいし、テンポや強弱の変化も、これはすごいな、と思います。加えて、シカゴ響がやはりいい。このオケは元来私は好きなんですが、どのところを取っても。よく鳴って巧いこと限りない。加えて、バレンボイムの若さが推進力となって、元気一杯だし、力強さも一気呵成のところがいい。まだこの若さで、これだけの考え抜いた演奏ができる。そして、シカゴ響から、これだけの音を引き出し、これだけの演奏をする。それも1970年代初めです。やはり、バレンボイム、天才なんでしょうねえ。以上、今回も大雑把なお話となりました。申し訳ありません。
秋分の日も終わり、暑さ寒さも彼岸まで。めっきり涼しくなってきましたね。職場でも冷房がいらないようになりました。秋が近づいております。
(DG 477 9803 20011年 輸入盤)
さて、バレンボイムの、「ロマンティック」ですね。3度も、全集を作っているのですか?驚きです!私は、3度目の録音の、第7番を、持っています。「ロマンティック」は、かなりの数のCDを、持っていますが、やはり、ベームですかね。VPOの、管楽器が、大らかに鳴っている録音ですが、まあ、好きです。考えてみると、この曲、随分、若い頃から、聴いています。やはり、タイトルに、魅かれたのでしょうね。
応援されているロッテ、残念ながら、CSには残れませんでした。来年、また頑張りましょう!