なんだかなあ、ですねえ。①朝日の泉大津の3300円マスクがどんなもんか知らずに、いやみをいう首相~あまりに徳がなさすぎる。②外出自粛でも出かける人~どれだけ我慢できん。医療従事者のしんどさを考えてください。③学校再開をG休日のW中に決定されても対応できない、という教員~連休中に出勤してでも準備してください。④緊急事態は5/6以降は、地域毎に判断~経済しか頭にない。⑤一向に増えないPCR~何時から増やすと言ってるか。などなど。まだまだたくさんありますが、妄言多謝。少したまってきたかなあ。とりあへず、自宅に籠もっています。
そんなこんなで、今回はオーパス蔵の板起こし復刻盤からです。これまでも言及してきましたが、このオーパス蔵とGRANDSLAM、OTAKENの復刻盤は、近年よく買います。やはり、これまでのCDに比べて音が断然よくなっている。すでに大手レーベルのCDを持っていても、買い直すことも多いし、往年の名演奏で音がよくなった!と言われると、ついつい触手を伸ばしてしまいます。この中で、私的にはオーパス蔵が一番好きなんです。それは、音が原盤となったSPなどの音を素直に、そのよさを損なうことなく既存盤よりもいい音で聴かせてくれる、からです。他のレーベルも同じでは、と言われるかも知れませんが、それはもう好みの問題かも知れませんが、オーパス蔵が一番、原音に忠実であるような気持ちにさせてくれます。加えて、元となった音源を明記してくれているところもいい。そんな音源はどこにあったか、と思ってしまうのは、なんとなく不安であります。「Private Archive」とあるのも、著作権などのこともあるのかなあ。ただ、最近オーパス蔵からの新譜がないようなので、少し残念でありますが…。
そんなオーパス蔵のCDの中から、ブルーノ・ワルターの演奏です。最近ワルターの晩年のコロンビア響との演奏がSACD化されて、いくつか購入しました。でも、やはりそれ以前の演奏が本領発揮なんでしょうねえ。それで、このCDは、ワーグナーの「ジークフリート牧歌」、ハイドンの交響曲第86番」、シューマンの交響曲第3番「ライン」が収められています。どれも大した演奏なんですが、ここではハイドンであります。「ライン」もいいのですがねえ。
この第86番二長調ですが、ハイドンのパリ・セットの一曲で1786年に作曲で、6曲中もっとも遅い時期のもの。そして、この演奏は1938年9月、ウィーンを撤去したあと、ロンドンでロンドン響と録したもの。翌39年にはアメリカに亡命することなります。ワルターのハイドンといえば、コロンビア響との「V字」と「軍隊]が名演ですが、他にも92番、96番、102番の演奏が残されています。96,102番はNYPOとの名演だそうですが、未聴で残念です。
しかし、ハイドンの演奏もピリオド楽器によるものが今や主になっている中で、ワルターの演奏はもう時代遅れなんでしょうねえ。でも私はこんな演奏がやはりいい。モダン楽器で旋律をたっぷり歌わせて、隅々まで行き届いた、実にダイナミックな演奏を展開してくれています。これも時代的かもしれません。加えて、オーパス蔵の復刻、米コロンビアのSP盤からのものですが、非常に生気にあふれた迫真の音で聴くことができ、これもこの演奏のよさを増幅させています。
第1楽章、チャーミングな序奏から始まり、主部に入ると途端にオケのフルパワーでのダイナミックな展開になり、おお来た来た!。テンポははやく怒涛の進撃であります。第2楽章、一転して落ち着いた抒情的。平坦な演奏になりがちなところを、ワルターは縦横無尽、うまい。この楽章のよさがしひしと伝わる。この楽章をどう表現するかが、この曲のポイントかも。第3楽章、実にステキなメヌエット。ズンズンと来る両端部としっとりの中間部。表情も豊かにメヌエットの理想形。そして終楽章。この演奏のよさがすべて集まっているよう。テンポの取り方、表情、大胆さなどなど、いろいろとワルターのよさや凄さを噛み締めながらの充実した4分であります。
ところで、このところ安倍首相、元気がないように思えるんですが…。お顔に生気がない。いろいろ叩かれていることもあるんでしょうか。少し心配。また、お腹は大丈夫ですかね。まだまだ厳しい状況は続きます。頑張ってくださいよ。
(オーパス蔵 OPK2120 21017年)
そんなこんなで、今回はオーパス蔵の板起こし復刻盤からです。これまでも言及してきましたが、このオーパス蔵とGRANDSLAM、OTAKENの復刻盤は、近年よく買います。やはり、これまでのCDに比べて音が断然よくなっている。すでに大手レーベルのCDを持っていても、買い直すことも多いし、往年の名演奏で音がよくなった!と言われると、ついつい触手を伸ばしてしまいます。この中で、私的にはオーパス蔵が一番好きなんです。それは、音が原盤となったSPなどの音を素直に、そのよさを損なうことなく既存盤よりもいい音で聴かせてくれる、からです。他のレーベルも同じでは、と言われるかも知れませんが、それはもう好みの問題かも知れませんが、オーパス蔵が一番、原音に忠実であるような気持ちにさせてくれます。加えて、元となった音源を明記してくれているところもいい。そんな音源はどこにあったか、と思ってしまうのは、なんとなく不安であります。「Private Archive」とあるのも、著作権などのこともあるのかなあ。ただ、最近オーパス蔵からの新譜がないようなので、少し残念でありますが…。
そんなオーパス蔵のCDの中から、ブルーノ・ワルターの演奏です。最近ワルターの晩年のコロンビア響との演奏がSACD化されて、いくつか購入しました。でも、やはりそれ以前の演奏が本領発揮なんでしょうねえ。それで、このCDは、ワーグナーの「ジークフリート牧歌」、ハイドンの交響曲第86番」、シューマンの交響曲第3番「ライン」が収められています。どれも大した演奏なんですが、ここではハイドンであります。「ライン」もいいのですがねえ。
この第86番二長調ですが、ハイドンのパリ・セットの一曲で1786年に作曲で、6曲中もっとも遅い時期のもの。そして、この演奏は1938年9月、ウィーンを撤去したあと、ロンドンでロンドン響と録したもの。翌39年にはアメリカに亡命することなります。ワルターのハイドンといえば、コロンビア響との「V字」と「軍隊]が名演ですが、他にも92番、96番、102番の演奏が残されています。96,102番はNYPOとの名演だそうですが、未聴で残念です。
しかし、ハイドンの演奏もピリオド楽器によるものが今や主になっている中で、ワルターの演奏はもう時代遅れなんでしょうねえ。でも私はこんな演奏がやはりいい。モダン楽器で旋律をたっぷり歌わせて、隅々まで行き届いた、実にダイナミックな演奏を展開してくれています。これも時代的かもしれません。加えて、オーパス蔵の復刻、米コロンビアのSP盤からのものですが、非常に生気にあふれた迫真の音で聴くことができ、これもこの演奏のよさを増幅させています。
第1楽章、チャーミングな序奏から始まり、主部に入ると途端にオケのフルパワーでのダイナミックな展開になり、おお来た来た!。テンポははやく怒涛の進撃であります。第2楽章、一転して落ち着いた抒情的。平坦な演奏になりがちなところを、ワルターは縦横無尽、うまい。この楽章のよさがしひしと伝わる。この楽章をどう表現するかが、この曲のポイントかも。第3楽章、実にステキなメヌエット。ズンズンと来る両端部としっとりの中間部。表情も豊かにメヌエットの理想形。そして終楽章。この演奏のよさがすべて集まっているよう。テンポの取り方、表情、大胆さなどなど、いろいろとワルターのよさや凄さを噛み締めながらの充実した4分であります。
ところで、このところ安倍首相、元気がないように思えるんですが…。お顔に生気がない。いろいろ叩かれていることもあるんでしょうか。少し心配。また、お腹は大丈夫ですかね。まだまだ厳しい状況は続きます。頑張ってくださいよ。
(オーパス蔵 OPK2120 21017年)
さて、ハイドンの第86番ですが、あまり、聴いた覚えがありませんので、曲のコメントはできませんが、ピリオド楽器と現代楽器の演奏について。現在、ハイドンの演奏は、ピリオド系、或いは奏法が、主流だと思います。大編成でハイドンや、モーツァルトは演奏されないようです。ただ、現在、アーノンクールや、ブリュッヘンなどの、やや過激な演奏は少ないようです。それだけ、演奏がこなれてきた、ということなのでしょうか。ただ、私も、ワルターのような演奏で、ハイドンを聴きたいです。セルや、デイヴィス、ベームの演奏も大好きです。
コロナ禍、やはり東京がなかなかしんどいですねえ。大阪は減ってきましたし、関西では少し落ち着いてきたようですがね。あす、宣言の延長が言われるようですが、我慢するしかないのでしょうねえ。またご教示下さい。