GWも終わってしまいました。後半の4連休は、悲しいことに3日間仕事。最終日は家庭サービスも込めて、家人と奈良に電車で行きました。西ノ京駅まで行って唐招提寺。そして垂仁天皇陵を横目に尼ヶ辻駅から近鉄奈良へ。奈良博の『春日大社のすべて』を見ました。前半は、この神社の宝物がたくさんありよかったのですが、後半は少々淡泊でしたね。人もそれほどでもなく、落ち着いて見れたのですが、なんとく出し惜しみ的な不満が残ったのですが、まあこの神社については、これまであまり知らなかったので、それはそれで…。月曜日から辛い一週間です。
さて、5月8日をもちましてこのブログ開設から、4500日になりました。開設は2005年12月ですから、もう12年と4ヶ月くらいになりますかね。ここまで来ると、いつ止めるかが問題となりますね。うーん、いまのところその勇気が出て来ません。ずるずると惰性のようになっているな、とも思いますし、音楽をしっかり聴くために始めたものが、ブログを書くために音楽を聴いていると、まあ本末転倒になっていることも、ないわけではないな、と思ったり…。音楽を聴くことはいやにならない限りは、継続できるんだろうな、と思ったり、であります。また、今回は投稿
が867回目の投稿となります。このままで行くと、15年目と1000回目が同じくらいの時期になるかもしれませんね。いやはや、それまではなんとか健康で頑張りたいですねえ。
そんなわけで、今回はリッカルド・ムーティによるモーツァルト。ムーティのモーツァルトは、以前に35番を取り上げたことがあります。ムーティの8枚組CDがあり(DECCA、もとはPhilips)
、これにはシューマンとブラームスの交響曲全集と、モーツァルトの35番~41番までの交響曲が収められていました。そして、モーツァルトについては、この6曲に加えて。25,29,31,33,34番の録音があるそうです。これらはすべてVPOとの演奏です。ムーティがVPOと非常に親密であり、また相性がいいことは周知のことです。今回は、33,29,34番の収められているCDから交響曲第33番変ロ長調K.319です。1998年9月25~28日、ウィーンのムジークフェラインでの録音であります。
ムーティの演奏って、私はそんなに聴いたことがないのですね。POやフィラデルフィアO、ミラノ・スカラ座の音楽監督を歴任し、現在はシカゴ響の音楽監督ですね。しかし、演奏会などではそれなりに活動されているのですが、録音は近年はあまりないですね。と言っても、今年のニューイヤーコンサートやシカゴ響とのブルックナーの9番がありました。シカゴ響との録音を期待したいものですね。
さてこの演奏ですが、VPOでありムーティとはたいそう相性が良いことがポイントでしょうか。VPOは、このムーティの演奏の約19年前にレヴァインとこの曲を録音しています。このレヴィンと演奏は、VPOの美音が存分に聴かれ、軽妙でたいそうきめ細やか表情が印象的です。これに対して、ムーティは構成も大きく、重厚であり、後期の交響曲のような華麗な演奏となっています。VPOのハーモニーの美しさはたいしたものであり、それをまとめるムーティでありました。
第一楽章、スケールの大きさときめ細やかさが併存して、恰幅のいいところや繊細なところによる構成、それにジュピター音階が印象的。第二楽章、ゆったりとした曲と弱音をVPOの美音により表現されて、実に美しく心地よい。第三楽章メヌエット。あとから追加された楽章と言われる。ゆったりとながらかなメヌエット・弦と木管が絶妙の合奏であります。そして、第四楽章、軽快な終曲。明るく祭典的ですが、たいそうきめ細やかであり、かつ豊かな表情がところどころに現れて、気持ちも高ぶり曲を閉じていきます。
しかし、これまで奈良には車で行くことが多かったのですが、久々に電車で行きました。三宮から直通だと、1時間半ほどですが、ゆったり座って居眠りしたりで快適であります。京都へも阪急が直通ならいいのですがねえ。
(Phillips PHCP-11189 2000年)
さて、5月8日をもちましてこのブログ開設から、4500日になりました。開設は2005年12月ですから、もう12年と4ヶ月くらいになりますかね。ここまで来ると、いつ止めるかが問題となりますね。うーん、いまのところその勇気が出て来ません。ずるずると惰性のようになっているな、とも思いますし、音楽をしっかり聴くために始めたものが、ブログを書くために音楽を聴いていると、まあ本末転倒になっていることも、ないわけではないな、と思ったり…。音楽を聴くことはいやにならない限りは、継続できるんだろうな、と思ったり、であります。また、今回は投稿
が867回目の投稿となります。このままで行くと、15年目と1000回目が同じくらいの時期になるかもしれませんね。いやはや、それまではなんとか健康で頑張りたいですねえ。
そんなわけで、今回はリッカルド・ムーティによるモーツァルト。ムーティのモーツァルトは、以前に35番を取り上げたことがあります。ムーティの8枚組CDがあり(DECCA、もとはPhilips)
、これにはシューマンとブラームスの交響曲全集と、モーツァルトの35番~41番までの交響曲が収められていました。そして、モーツァルトについては、この6曲に加えて。25,29,31,33,34番の録音があるそうです。これらはすべてVPOとの演奏です。ムーティがVPOと非常に親密であり、また相性がいいことは周知のことです。今回は、33,29,34番の収められているCDから交響曲第33番変ロ長調K.319です。1998年9月25~28日、ウィーンのムジークフェラインでの録音であります。
ムーティの演奏って、私はそんなに聴いたことがないのですね。POやフィラデルフィアO、ミラノ・スカラ座の音楽監督を歴任し、現在はシカゴ響の音楽監督ですね。しかし、演奏会などではそれなりに活動されているのですが、録音は近年はあまりないですね。と言っても、今年のニューイヤーコンサートやシカゴ響とのブルックナーの9番がありました。シカゴ響との録音を期待したいものですね。
さてこの演奏ですが、VPOでありムーティとはたいそう相性が良いことがポイントでしょうか。VPOは、このムーティの演奏の約19年前にレヴァインとこの曲を録音しています。このレヴィンと演奏は、VPOの美音が存分に聴かれ、軽妙でたいそうきめ細やか表情が印象的です。これに対して、ムーティは構成も大きく、重厚であり、後期の交響曲のような華麗な演奏となっています。VPOのハーモニーの美しさはたいしたものであり、それをまとめるムーティでありました。
第一楽章、スケールの大きさときめ細やかさが併存して、恰幅のいいところや繊細なところによる構成、それにジュピター音階が印象的。第二楽章、ゆったりとした曲と弱音をVPOの美音により表現されて、実に美しく心地よい。第三楽章メヌエット。あとから追加された楽章と言われる。ゆったりとながらかなメヌエット・弦と木管が絶妙の合奏であります。そして、第四楽章、軽快な終曲。明るく祭典的ですが、たいそうきめ細やかであり、かつ豊かな表情がところどころに現れて、気持ちも高ぶり曲を閉じていきます。
しかし、これまで奈良には車で行くことが多かったのですが、久々に電車で行きました。三宮から直通だと、1時間半ほどですが、ゆったり座って居眠りしたりで快適であります。京都へも阪急が直通ならいいのですがねえ。
(Phillips PHCP-11189 2000年)
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