先日の寅さんに続いて、『スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け』を見ました。最後のタトゥイーンの二つの太陽を見たときに、「長かったな、ここまでくるのに…」。第1作を梅田で見たときは十代。その映像に夢中になった。ただ、7作からは、4~6作の二番煎じのようで、それほどの魅力がなかったのが残念でした。見続けて来たことで、自分のこれまでを振り返れる映画でした。もう終わりと思うと、寂しいですねえ。
閑話休題、今回はハイドンです。最近はハイドンってあまり聴いていないなぁ、と思っていたら、去年は、フルトヴェングラーのV字と驚愕、クーベリックの99番と、まあ三回も取り上げています。そして、2016年度は4回。97、98番、ピアノソナタ、ミサ曲、とけっこう聴いていますねえ。いやはや。まあ、聴き出したらけっこうよく聴くのでしょうね。まだまだ、聴きたい曲はたくさんあるはずです。頑張りましょう。
そんなわけで、今回はこれまでまったく取り上げていない交響曲第96番二長調『奇蹟』であります。いわゆるロンドンセットの中の一曲。1791年に作曲されました。『奇蹟』の名の由来は、この交響曲の初演のときに、会場の天井のシャンデリアが落下したにも関わらず誰も怪我をしなかった、ということとか。最近の研究では、この出来事は102番の時のことと言われているそうです。まあ、それほどの深い意味はないですねえ。
そしてこの『奇蹟』、アンドレ・プレヴィン指揮VPOの演奏です。1992年2月ウィーンのムジーク・フェラインでの録音。プレヴィンはこの時期に、92、96、102、104番をVPOと録音しています。それ以前にもEMIに、94、104番(ピッツバーグ響)96番(ロンドン響)の録音もあります。96番は二度目の録音ということで、同じく二度目の104番とともに、プレヴィンお得意だったんでしょうかねえ。また、プレヴィンとVPOとの相性は非常にいいことで有名です。私は他に聴いたことあるのは、一連のRシュトラウスの交響詩であります。これらも名演でありました。
私、今だに頭が古いかも知れませんが、ハイドンもモダンオケの演奏を聴くと、ホッとするというか、やはりこれだねえ、と思ってしまうのです。古楽器によるものも多いのですすが、ほとんど聴かないんですね。このプレヴィン、やはりVPOが素晴らしい。Rシュトラウスもそうだったんですが、VPOのよさが非常によく出ている。このハイドンも、優雅さ、愉悦感、明朗さ、合奏力、楽器の美音、とにかくモダンオケを最大限駆使したハイドンであります。
第1楽章、序奏からして美しい弦。ゆったりと歌う旋律に期待が高まります。そして、主部に入ると明るさと愉悦感と、たいそう締まったオケがほんとにいいです。加えて丁寧で気品まで感じます。第2楽章、弦と木管が実に美しいアンダンテ。派手さはないが、曲のよさがにじみ出てくるような演奏ですねえ。加えて一糸乱れぬオケもいい。最後に2つのヴァイオリンの独奏もみずみずしい響きであります。第3楽章メヌエット。ハイドンのメヌエットはモーツァルトに比べると地味ですが、私は大好き。プレヴィンも一緒に踊りましょうね、ってなるような優雅さがあります。加えて、トリオのオーボエも渋いですねえ。そして終楽章。きめ細かいオケが、生き生きと流れるようなところから、終楽章に相応しい充実感があります。やはりVPOの素晴らしさがこれほど表されているところに、この演奏の凄さを感じますねえ。
2月になりました。プロ野球もキャンプインですね。
(Decca PROC-1013/4 TOWER RECORDD VINTAGE COLLECTION Vol.8 2009年)
閑話休題、今回はハイドンです。最近はハイドンってあまり聴いていないなぁ、と思っていたら、去年は、フルトヴェングラーのV字と驚愕、クーベリックの99番と、まあ三回も取り上げています。そして、2016年度は4回。97、98番、ピアノソナタ、ミサ曲、とけっこう聴いていますねえ。いやはや。まあ、聴き出したらけっこうよく聴くのでしょうね。まだまだ、聴きたい曲はたくさんあるはずです。頑張りましょう。
そんなわけで、今回はこれまでまったく取り上げていない交響曲第96番二長調『奇蹟』であります。いわゆるロンドンセットの中の一曲。1791年に作曲されました。『奇蹟』の名の由来は、この交響曲の初演のときに、会場の天井のシャンデリアが落下したにも関わらず誰も怪我をしなかった、ということとか。最近の研究では、この出来事は102番の時のことと言われているそうです。まあ、それほどの深い意味はないですねえ。
そしてこの『奇蹟』、アンドレ・プレヴィン指揮VPOの演奏です。1992年2月ウィーンのムジーク・フェラインでの録音。プレヴィンはこの時期に、92、96、102、104番をVPOと録音しています。それ以前にもEMIに、94、104番(ピッツバーグ響)96番(ロンドン響)の録音もあります。96番は二度目の録音ということで、同じく二度目の104番とともに、プレヴィンお得意だったんでしょうかねえ。また、プレヴィンとVPOとの相性は非常にいいことで有名です。私は他に聴いたことあるのは、一連のRシュトラウスの交響詩であります。これらも名演でありました。
私、今だに頭が古いかも知れませんが、ハイドンもモダンオケの演奏を聴くと、ホッとするというか、やはりこれだねえ、と思ってしまうのです。古楽器によるものも多いのですすが、ほとんど聴かないんですね。このプレヴィン、やはりVPOが素晴らしい。Rシュトラウスもそうだったんですが、VPOのよさが非常によく出ている。このハイドンも、優雅さ、愉悦感、明朗さ、合奏力、楽器の美音、とにかくモダンオケを最大限駆使したハイドンであります。
第1楽章、序奏からして美しい弦。ゆったりと歌う旋律に期待が高まります。そして、主部に入ると明るさと愉悦感と、たいそう締まったオケがほんとにいいです。加えて丁寧で気品まで感じます。第2楽章、弦と木管が実に美しいアンダンテ。派手さはないが、曲のよさがにじみ出てくるような演奏ですねえ。加えて一糸乱れぬオケもいい。最後に2つのヴァイオリンの独奏もみずみずしい響きであります。第3楽章メヌエット。ハイドンのメヌエットはモーツァルトに比べると地味ですが、私は大好き。プレヴィンも一緒に踊りましょうね、ってなるような優雅さがあります。加えて、トリオのオーボエも渋いですねえ。そして終楽章。きめ細かいオケが、生き生きと流れるようなところから、終楽章に相応しい充実感があります。やはりVPOの素晴らしさがこれほど表されているところに、この演奏の凄さを感じますねえ。
2月になりました。プロ野球もキャンプインですね。
(Decca PROC-1013/4 TOWER RECORDD VINTAGE COLLECTION Vol.8 2009年)
日に日に増え続ける、新型肺炎の患者ですが、もう、水際対策は無理があるのでは、ないでしょうか?インフルエンザと同じような考え方では、いけないのでしょうか。多少の犠牲者が出ても、致し方ないという考え方も、あると思うのです。まあ、専門家が、色々、対処を考えているとは、思いますが?早く、収束して欲しいものですね。