前半戦もあと少しのプロ野球。マリーンズ、貯金も二桁前後をうろうろ。まあ好調なんですが、上の二球団がなかなか強い。交流戦から少し勝てない時期がありましたが、下位チーム相手なんで連勝しています。まあ、戦力的には貧弱なんですがねえ。投はよく頑張っています。それに対して、打の非力さはどうにかならんか、と思う。球宴に選ばれる選手も4人。打は安田だけ。やはり補強が必要だろうなあ。大砲が欲しい。荻野・高部はいつ戻るのか。やれやれですねえ。
いろいろとろやきもきしながら、今回はブラームス。ピアノ三重奏曲第1番ロ長調作品8であります。演奏は、ヤン・パネンカ、ヨゼフ・スーク、ヨゼフ・フッフロのスーク・トリオ。1976年9月7-11日、プラハの芸術家の家での録音であります。この演奏は、LPで発売されたときは、DENONのPCM録音だったんでしょうねえ。スーク・トリオのお三方も懐かしいですねえ。当時は、このスークトリオやスターン・トリオなど活躍してましたねえ。
このブラームスのピアノ三重奏曲、その昔、20代のころ職場の尊敬していた先輩に、室内楽を聴きなはれ、といわれたことから、それまではあまり好きではなかった室内楽をボツボツ聞き出しました。そして、着目したのがブラームス。この人、二重奏、三重奏、四重奏、五重奏、六重奏、と、まあ多種多様な室内楽曲を残している、いわば室内楽の大家でもあることに気づき、これらの曲をLPで、または同時は国内盤が3200~3500円したCDなどを物色していたのであります。
このCDは、1988年に発売された国内盤で、2500円だったと記憶しています。当時の価格からすればかなり安価だったことに喜んで買ったのでした。ピアノ三重奏曲1番と2番、そしてもう一枚に3番とホルン三重奏曲が収められていました。二枚あわせて5000円で買いました。今から思えば高いですねえ。まだ給料も安かったし、お小遣いも少なかったから、今のようにたくさんCDは買えなかったのでありました。
ブラームスのピアノ三重奏曲は三曲。2番と3番は50歳を過ぎてからの晩年の作品です。この1番は第一稿が1854年、ブラームス21歳のときに完成しています。そしてその後、改訂を行い、改訂の初演は、1890年になります。曲の印象からも、ブラームスの若さがいっぱい感じさせられる曲でありますね。私は、前述ようにの若いときから、この曲は大好きで、幾度となく、いろいろな演奏で聴いてきましたし、このブログでも取り上げています。
ピアノ三重奏曲などの演奏には、常設のトリオによるものと、ソリストが三人集まってのものがあります。後者は、かなり個性的な演奏になる場合が多く、前者は、アンサンブルやまとまりにおいて優れていることは周知のとおりです。スーク・トリオは、数少ない常設のトリオ。非常にバランスがいいですね。ブラームスの室内楽にはチェロが活躍する曲がありますが、この曲においても、フッフロのチェロが非常に堅実であり、派手さはないですが、非常に引き締まった音色が聴けます。それにスークにヴァイオリンが美しい高音で歌い上げます。それにパネンカのピアノが変幻自在の音色で呼応します。実に三者の合わせ技がいいですねえ。
第1楽章、伸びやかで抒情的な主題がとてもいい。フッフロのチェロが渋いですねえ。三つの楽器がそれぞれ堅実に、また伸びやかに若きブラームスの情熱を歌い上げます。派手はないがとても美しい。第2楽章スケルツォ。私はこのトリオが大好き。スケルツォとの対比がいい。玉がこぼれるように鮮明。そしてトリオが数回の繰り返しで高々に歌い上げられるところもいいですねえ。そして第3楽章アダージョ。聴き込んでいくと非常に美しい。スーク・トリオの演奏はこの楽章のよさが滲み出てくるような、三つの楽器の表情がとても見事。この楽章が目立たないが、一番のよさを感じます。第4楽章、パネンカのピアノが弾ける玉のように、そしてスークのヴァイオリンが朗々と歌い上げる。そしてフッフロのチェロのそれそれを支える重厚さなどが実感されていきます。室内楽っていいですねえ。
今日もファイターズに勝って、マリーンズ5連勝。今週は好調バファローズとの三連戦。メルセデス、西野、佐々木朗希でしょうか。なんとか勝ち越したいところです。
(Supraphon CO-2311 1988年)
いろいろとろやきもきしながら、今回はブラームス。ピアノ三重奏曲第1番ロ長調作品8であります。演奏は、ヤン・パネンカ、ヨゼフ・スーク、ヨゼフ・フッフロのスーク・トリオ。1976年9月7-11日、プラハの芸術家の家での録音であります。この演奏は、LPで発売されたときは、DENONのPCM録音だったんでしょうねえ。スーク・トリオのお三方も懐かしいですねえ。当時は、このスークトリオやスターン・トリオなど活躍してましたねえ。
このブラームスのピアノ三重奏曲、その昔、20代のころ職場の尊敬していた先輩に、室内楽を聴きなはれ、といわれたことから、それまではあまり好きではなかった室内楽をボツボツ聞き出しました。そして、着目したのがブラームス。この人、二重奏、三重奏、四重奏、五重奏、六重奏、と、まあ多種多様な室内楽曲を残している、いわば室内楽の大家でもあることに気づき、これらの曲をLPで、または同時は国内盤が3200~3500円したCDなどを物色していたのであります。
このCDは、1988年に発売された国内盤で、2500円だったと記憶しています。当時の価格からすればかなり安価だったことに喜んで買ったのでした。ピアノ三重奏曲1番と2番、そしてもう一枚に3番とホルン三重奏曲が収められていました。二枚あわせて5000円で買いました。今から思えば高いですねえ。まだ給料も安かったし、お小遣いも少なかったから、今のようにたくさんCDは買えなかったのでありました。
ブラームスのピアノ三重奏曲は三曲。2番と3番は50歳を過ぎてからの晩年の作品です。この1番は第一稿が1854年、ブラームス21歳のときに完成しています。そしてその後、改訂を行い、改訂の初演は、1890年になります。曲の印象からも、ブラームスの若さがいっぱい感じさせられる曲でありますね。私は、前述ようにの若いときから、この曲は大好きで、幾度となく、いろいろな演奏で聴いてきましたし、このブログでも取り上げています。
ピアノ三重奏曲などの演奏には、常設のトリオによるものと、ソリストが三人集まってのものがあります。後者は、かなり個性的な演奏になる場合が多く、前者は、アンサンブルやまとまりにおいて優れていることは周知のとおりです。スーク・トリオは、数少ない常設のトリオ。非常にバランスがいいですね。ブラームスの室内楽にはチェロが活躍する曲がありますが、この曲においても、フッフロのチェロが非常に堅実であり、派手さはないですが、非常に引き締まった音色が聴けます。それにスークにヴァイオリンが美しい高音で歌い上げます。それにパネンカのピアノが変幻自在の音色で呼応します。実に三者の合わせ技がいいですねえ。
第1楽章、伸びやかで抒情的な主題がとてもいい。フッフロのチェロが渋いですねえ。三つの楽器がそれぞれ堅実に、また伸びやかに若きブラームスの情熱を歌い上げます。派手はないがとても美しい。第2楽章スケルツォ。私はこのトリオが大好き。スケルツォとの対比がいい。玉がこぼれるように鮮明。そしてトリオが数回の繰り返しで高々に歌い上げられるところもいいですねえ。そして第3楽章アダージョ。聴き込んでいくと非常に美しい。スーク・トリオの演奏はこの楽章のよさが滲み出てくるような、三つの楽器の表情がとても見事。この楽章が目立たないが、一番のよさを感じます。第4楽章、パネンカのピアノが弾ける玉のように、そしてスークのヴァイオリンが朗々と歌い上げる。そしてフッフロのチェロのそれそれを支える重厚さなどが実感されていきます。室内楽っていいですねえ。
今日もファイターズに勝って、マリーンズ5連勝。今週は好調バファローズとの三連戦。メルセデス、西野、佐々木朗希でしょうか。なんとか勝ち越したいところです。
(Supraphon CO-2311 1988年)
スークトリオやボザールトリオなど懐かしいです。