こんなCDを買った!聴いた!

最近購入した、または聴いたCDについて語ります。クラシック中心です。

アーベントロートのブルックナー

2006年09月18日 19時29分06秒 | ブルックナー
台風13号もなんとか日本海に抜けました。昨日は岡山に帰り台風のこともあったので、日帰りで帰ってきました。岡山ではラーメンを食べることが多いのですが、一番よくいくのは、「博多一番」というお店で、長浜ラーメンです。あっさりとしたとんこつスープに細麺はおいしいです。辛子高菜を入れて食べると絶品ですね。今回も行きました。ほんとおいしいです。
岡山までの行き帰りにブルックナーを聴きました。少し前に梅田の茶屋町のタワーさんで4枚組のブルックナー交響曲第5・7・8・9番。ヘルマン・アーベントロート指揮ライピチヒ放送交響楽団の演奏です。録音は1949~56年、モノラル録音です。値段が安く、1680円でした。安さに惹かれて買いました。
アーベントロート(1883~1956年)は、サヴァリッシュをして「ドイツ指揮界の権威であり、良心」と言わしめた、ドイツの正統を受け継ぐ指揮者であり、楽譜の正確な再現を心がけた演奏から、「楽譜の代弁者」とも言われるそうです。そして、ヴァントなどの師としても有名です。今回、はじめてその演奏を聴いた次第です。
1950年代の録音ですが、それほど聞きにくくはありませんでした。このころブルックナーはどれほど取り上げられていたのでしょうか。クナッパーツブッシュの録音もけっこう残されているので、そこそこの演奏機会はあったんでしょうね。四曲の交響曲は、ブルックナーを代表するものですが、5番・7番はすごく良かったです。9番もそれに続く演奏でした。5番は、堅固な演奏で、この曲の構造美をよくあらわしていました。特に、退屈せずしっかり聴けたことにはすごく満足しました。7番は、一番録音が良かったです。大変なめらかな演奏で、第2楽章は特に聴かせました。9番も深遠で、現在の演奏には聴かれない演奏になってます。少々曇ったような音になってます。特に第2楽章のテンポの速い演奏が新鮮でした。現代の演奏からすれば、多少古く感じさせる部分もありましたが、それぞれのアダージョ楽章はゆっくりめのテンポでじっくりと聴かせる演奏になってます。もっともっと聴かれてもいい演奏だ、と確信しました。
ただ、楽章と楽章の間の時間が少し短すぎるように思いました。

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