こんなCDを買った!聴いた!

最近購入した、または聴いたCDについて語ります。クラシック中心です。

テレマンの木管協奏曲であります。

2022年02月13日 23時43分00秒 | テレマン
先週月曜日に、3回目のワクチン接種しました。神戸市は、接種券なしでもノエビアスタジアムでは接種可能なんです。これまで2回はファイザーでしたが、今回はモデルナ。副反応が種々言われてますが、交互接種の方が効果は高いし気にせず、でした。それで翌朝はどうもなかったのですが、夕方から熱は37.0くらいでしたが寒気がしてつらくなったので、早めに寝ました。次の日は回復してことなきを得ました。まあ、これで抗体ができれば安心ということでした。

まあ、いろいろと大変ですが、またまたまたテレマン。今回は協奏曲です。ラインハルト・ゲーベル&ムジカ・アンティクァ・ケルンの演奏による『管楽器のための協奏曲集』です。1986年6月の録音。diskunionで見つけましたが、380円の10%OFFセールで買いました。安かったです。

テレマンの協奏曲、これもたくさんありすぎてどれがどれかわからない印象が強いです。このCDには、①フルート協奏曲ニ長調TWV51:D2、②3オーボエ、3ヴァイオリンと通奏低音のための協奏曲変ロ長調TWV44:43、③2つのシャリュモーのための協奏曲ニ短調TWV52:d1、④トランペット協奏曲ニ長調TWV51:D7、⑤フルートとリコーダーのための協奏曲ホ短調TWV52:e1、⑥トランペット、ヴァイオリン、チェロのための協奏曲ニ長調TWV53:D5、以上の6曲が収められています。①ウィルベルト・ハーツェルツェト、②ラインハルト・ゲーベル、マリー・ウティガー、ハーヨ・ベース、ペーター・ヴェスターマン、ミヒャエル・ニーゼマン、ピート・ドント、③エリック・ヘプリック、リサ・クレヴィト、④フリーデマン・インマー、⑤ミヒャエル・シュナイダー、ウィルベルト・ハーツェルツェト、⑥フリーデマン・インマー、ラインハルト・ゲーベル、などなどが担当しています。

この時期の協奏曲は古典派以降のものとは異なり、いろんな楽器によるものが聴けるので、それは実に嬉しいですよねえ。特に、管楽器の協奏曲はモーツァルト以降はあまり一般的でないですからねえ。形式②⑥は急-緩-急ですが、それ以外は、緩-急-緩-急の教会ソナタの形式なのもそれなりの刺激でありますかね。ここで収められている曲がそうなのかもしれませんが、協奏曲になると、これまでのつらさがけっこう解消され、素直に耳に入ってくるし、聴けば聴くほどそのよさが実感できることも嬉しいことであります。

MAKとゲーベルの演奏、テンポは速めで切れ味抜群の妙技が聴けて、非常に心地よい。ピリオド楽器云々ってこともほとんど気にならない。急緩が交互に演奏されるのもいい。急が軽快に気持ちを高ぶらせ、緩ではしっとしとした旋律が歌われ心豊かになるようです。それらがいろんな楽器で現れてきますねえ。それぞれのソリストは目にすることがそれなりにある面々ですが、いずれも面目躍如の演奏であります。①ハーツェルツェトのトラヴェルソと弦楽合奏。第3楽章Largoのトラヴェルソと弦が切々と歌い上げる。このトラヴェルソは雄弁であります。②オーボエとヴァイオリンですが、第2楽章Largoでのオーボエと弦の泣きが染み込んできます。③はクラリネットの原型。第3楽章Adagioでは二重奏。④第1楽章のトランペットの独唱、そして第3楽章弦楽合奏。ともに短いですが、とてもいい。⑤第3楽章のブロックフルーテとトラヴェルソの二重奏では楽器の美しさを実感させてくれます。⑥トランペットとヴァイオリン組合せ、なかなか他では聴けません。総じて緩の楽章がいいな、と思いましたが、それも急のよさがあってのこと。やはり、各楽章の短さが残念でもありました。繰り返し聴けば聴くほど、曲と演奏のよさを実感するのでありました。

オミ株や五輪の一方で、ロシアのウクライナ侵攻、心配ですね。いろいろと言われていますが、どうなるんでしょうねえ。最悪のシナリオは第三次世界大戦でしょうが、まあそこまでロシアもするつもりなんでしょうか。やはり戦争はだめですよ。
(Archiv 4199 633-2 1987年 輸入盤)

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