年末のある日、バスに乗っていると
運転手さんがいきなり話し始めました。
「今、エアコンをごく弱くかけていますが、寒くないですか?」
すると、優先席に座っていた少し高齢のお姉さまが
「大丈夫ですよ。ちょうどいいです。」
と、答えました。
「そうですか。良かったです。
もし寒いなどありましたら、遠慮なく仰ってください。」
そして運転手さんは続けて、
「私、時々乗客の皆さんに話しかけるんですが、
返事をいただけないことがほとんどです。
今日はお返事があって嬉しかったです。
ありがとうございました。」
すると先ほどのお姉さまが
「いえいえ、とんでもないです。」
と答え、ほっこりする会話がバスの中で繰り広げられました。
そのあと運転手さんは
「あ、『乗客が返事くれないって運転手が言っていた』なんて
会社に電話されると困るのでよろしくお願います。」
と言ってみんなを笑わせていました。
楽しい会話でしたが、
もしこの場に聴覚障害者がいたら・・・
残念ですが、こんな会話が繰り広げられていることにも
気づけないですよね。
バスの中で筆談OKステッカーや


耳マークを見かけますし、
電光表示板も私が子供の頃よりずいぶん親切になりました。
それでも依然として壁はあるんですね・・・
せめて、私のそばに聴覚障害者がいるときには
状況説明もしっかり伝えたいな!
そう思った出来事でした。
今年もどうぞよろしくお願いいたします!

高田