2018年5月31日
室内にはエアコンはありませんでしたが、少し窓を開けるだけで十分に涼しくなり、夜はぐっすり眠れました。
朝食まで時間があったので少し散歩にでかけました。
朝の空気感は好きです。昼間は暑いこの時期でも朝は涼しいんですよ。
城壁の外側は公園になっていました。フラフラと歩いていると同じように近所の人(?)が散歩していました。
駐車場にはポルシェが何台も停まっていて、目の保養になりました(笑)
この様子だとポルシェ好きな友達が遊びに来ている感じですね。カブリオレが多い点は日本とは違います。
街の中には観光ガイドによく載っているパン(ケーキ?)もありました。
あ、そう言えば昨日これを買って食べましたね。だからお腹いっぱいになって晩ごはんが食べられなかったのか。
朝日が昇ってくると街の景色も少しずつ変化していきます。
こういう時間帯っていいですね。
外側から城壁を眺めると、とても高い。
守りのための壁だから当たり前なんですが、近くで見るとその大きさに圧倒されます。
この壁を街の周囲に造るのにどれだけの時間がかかったんでしょうね。
楽器のミニチュアを発見。
どれも素敵ですね〜
どれも30ユーロくらい。。。。いいなあ。
けっきょく買わなかったですが(笑)
左に小さくリュートのミニチュアが写ってます。
リュートが制作されているのはドイツならではですね。
日本だと琵琶や三味線が置いてありそう。
オープン前なのでカフェのテラスも静かです。
朝の落ち着いた雰囲気の中の散歩は気持ちいいです。
この花壇も造られてから何百年(何千年?)経過しているんでしょう?
ドイツ語が話せれば街の人に聞いてみたかった。
途中でこんな標識を見かけました。
どうやら歩行者専用道路らしいです。
歩行者専用なので自転車は通行できません。
道が狭いので自転車が走ると危険だと判断したんでしょうね。
ルールがちゃんと決まっている点はドイツのいいところですね。
2時間くらいの散歩でしたが、かなり歩きました。お腹も空いてきたので朝ごはんを食べに宿に戻りました。
ローテンブルクの朝食は宿の1階にあるレストランで。
パンが大好きなのでついつい食べ過ぎてしまいがち。
ジャムなどパンにつけるものもいろんな種類があって嬉しいけど迷います(笑)
ジャムや調味料はこちらのテーブルに置いてありました。
今日も夕方までローテンブルクの街を回ろうかと思っていましたが、思ったより早く見て回れてしまったので、午前中のうちにヴュルツブルクに移動することにしました。
てくてく歩いてローテブルクの駅に向かいます。荷物が大きいので歩いて移動はたいへんです。
そうそう、横断歩道ですが、日本と違って縞模様はありません。写真のように点線で区切ってあるだけ。
ちょっと分かりにくいけど、塗料が節約できていいかも。
おまけ
最近は地図は紙ではなくスマホの地図を使っています。GPS内蔵だからスマホの方が便利ですしね。ドイツは通信環境もいいので今回はプリペイドのSIMを使いました。大きな街では4G、田舎でも3Gで接続するので便利です。ほとんどのホテルはWiFiが使えるのでSIMの通信量は2週間でも1GBくらいで済みました。
絵葉書によく載る街並みを後にしばらく歩くと、
「街の中心はここかな?」という場所にやってきました。
旧市庁舎がある広場です。この左の建物が旧市庁舎です。
一番上に展望台(上の写真の左端の塔)があって、そこからはローテンブルクの街が一望できるみたい。さっそく旧市庁舎に入って、展望台への階段を探します。階段はすぐに見つかったのでどんどん登っていくと。。。
あと少しで展望台、という場所に料金所がありました。ここまで来たら引き返せないのでお金を払って階段を登りました。よくできた仕組みですね(笑)
でもここから眺める街の景色はとても素晴らしいものでした。階段はちょっと辛いけど、登る価値はありますよ。
急な階段を登ったり降りたりしたのでとても喉が渇きました。ドイツに来て喉が渇いたといえば、もうこれしかない。
旧市庁舎前の広場のテラス席でいただきました。広場にはカフェもたくさんあって、テラス席も大人気です。アジア系の観光客もたくさんいますが、会話を聞くとほとんどが中国・韓国の人でした。
この日、日本人観光客は1組しか会いませんでした。(すれ違ったときに日本語が聞こえてきただけで挨拶はしていません)
日本人観光客が思った以上に少なくて驚きました。
街の何気ない路地を歩くだけでもとてもおもしろい。
来日した外国人も日本の街並みを見て同じように感じてるのかな。日本人には普通の街並みでも外国人にとってはとても珍しい風景なのかもしれませんね。
街の中心近くにある聖ヤコブ教会(St. Jakobskirche)。
中には入れませんでしたが、とても大きな建物でした。
どこの教会もそうですが、彫刻がすごく凝っています。ステンドグラスも大きくてきれいだし、天井も高い。なにかの目的があってこのような構造に造ったと思うのですが、はっきりとはわかりません。この点も調べるとおもしろそうですね。
こちらは壁から飛び出している塔が綺麗でした。中には螺旋階段があるんでしょうね。登ってみたかったなあ。
壁のところどころには外に出るトンネル(?)のような箇所があります。
この日はとても暑くて(28度くらい?) アイスを買ってる人がたくさん。看板にEisと書いてあるけど、Iceのこと?
どっちもアイスって発音するからたぶん同じ意味なんでしょう。暑いので私たちも買いました(笑)
目的なしにフラフラ歩いていたら日が落ちてきました。建物の壁に映る旧市庁舎の影がいい感じです。
適当に座ってただ眺めていると落ち着きます。そのまましばらくぼーっとしてました(笑) 空を飛ぶ鳥ともっと高い空を飛ぶ飛行機を眺めながら。
もう閉まっていましたが、教会もあったし、城壁の外側も歩いたりして長い1日となりました。けっこう歩いた気がします。ローテンブルクの街を堪能した気分で宿に戻りました。
晩御飯をどこで食べたのか記憶にないんですが、食べずに済ます日がけっこうあったような気がします。昼間にビール飲んでおつまみ食べたらもうお腹いっぱいで。歩き疲れているので宿に戻ったらそのまま寝てしまったり。
ちなみに、ドイツはエアコンが無い宿が多いです。この宿もスチームヒーターはあるけどクーラーは無いみたい。最初に部屋に入ったときには窓が開いていました。
目の前が道路でうるさいかも知れなかったのですが、そのまま窓を開けて寝ましたが、意外と静かでした。明日はローテンブルク最終日、その後ヴュルツブルクに戻ります。
つづく
入り口がどこかわからなかったので、とりあえずそれらしいドアから中に入りました。入って左から客室、右がレストランになっていました。
レストランの店員さんらしき人に今日予約してあることを伝えると荷物を預かってもらえました。
身軽になったので、チェックインの時間までローテンブルクの旧市街を散歩することにしました。
ローテンブルクは街の周囲を城壁で囲んである街です。昔はよそから攻められたりしたのかな?ドイツにはこのような街がたくさんありますが、ローテンブルクのように街をぐるっと囲んでいる街は珍しいようです。
城壁の途中には街の中に入る門がいくつかあります。 宿の近くの門から街に入ってみます。
城壁も門もかなり頑丈そう。外敵から街を守るためなので当然ですが、これを造ってしまう昔の人って凄いですね。この壁は何年に造られたのかな。ほとんど人力で作業していたはずなので造るのにもかなり時間がかかっていそうです。
門をくぐり、街の中に入るとドイツの古い街並みが目の前に広がっていました。 フランクフルトの旧市街もよかったけど、フランクフルトは都会の中に古い街並があるって 感じでしたが、ここはすべてが古い街なんですよね。
後ろを振り返ると壁が。。。あれっ、壁に階段がありますね。
この街の城壁の上は歩けるようになってるみたいなので、まずは城壁を散歩しよう。
壁の上にある通路では目線が高くなるので街の様子もわかりやすい。石を積み上げて造られているためか通路も平らではなくて、少し傾いていたりして手作り感満載です。
壁のところどころに隙間があります。
きっと銃で応戦するためのものですね。
日本の城にも同じようなものがありますが、日本だと土壁だった気もします。
ここでは石を加工して造られていました。
かなり頑丈そうです。
城壁の上にある通路の石はかなりすり減っていて、歴史を感じさせます。
まさか観光客が歩いたたために減ってる、なんてことは無いと思いたいのですが。。。
街の建物の屋根の赤い瓦(?)はヨーロッパの街並みの景観を作るのに大切なポイントですよね。
この通路からは瓦をすぐ下から覗くことができたので、瓦屋根の構造もわかりました。
意外と単純な作り方です。
こうして見ると日本の瓦ってすごく複雑な構造をしていますね。
気候の違いというか、日本は雨が多い地域なので雨対策は日本の瓦の方が優れていると思います。
街の道路は石畳なのでスーツケースのキャスターにはかなり負担がかかりそう。
日本の歩道は路面が綺麗なので気持ちよく進みますが、石畳は常に「ゴツゴツ」と抵抗があります。
キャスターが壊れたためにその後の移動がたいへんだったという話しをよく聞いていたので、旅行中ずっと車輪には気をつけてました。
キャスターを長持ちさせるためにはスーツケースは出来るだけ軽くするといいですね。
あとはキャスターが丈夫なスーツケースを買うしかないです。でもキャスターの耐久性なんて買う時にはわからないので、ここはもう運でしょうか(笑)
今日はスーツケースはもう宿に預けたから良かったけど、ドイツではスーツケースを持ち歩く距離は最短にしようと思いました。
話はローテンブルクの街に戻って、
ここは観光の街でもあるのでホテルやお土産屋さんも多い。
街を歩くといろんな看板が出ていて、それもまたオシャレなんですよね。
門の上に建つ塔もかっこいい。
ここはローテンブルクの紹介によく使われる景色です。
昼間に撮ると普通の風景なんですが、夕方やクリスマスシーズンはとても絵になりますよ。
建物の壁の色が鮮やかで、日本の感覚とはまったく違います。
なぜ日本とヨーロッパでは色彩が違うんでしょうか?
おまけ観光スポットを調べるためにガイドマップなどを解説本を持って行きますよね。今回私は「地球の歩き方」を持参しました。しかし製本されたものではなく電子書籍です。製本された物は読みやすいのですが、かさばるし、今回はiPadも持参したので。今回のように小さな街はページ数も少ないのですが、有名な都市はかなり解説されています。複数の国を巡る方には電子書籍の方をお勧めします。
待ち遠しかったRBにやっと乗れ、シュタイナハに移動中です。
乗ってしまえばこちらのもの(笑)
電車の窓からぼーっと眺めていると。。。。窓の外を流れる景色が牧歌的で北海道っぽい。
(なんて書いてますが、実は北海道は行ったことがありません)
飛行機から見下ろしていた時も
「ここには山がほとんど無いなあ」と感じていましたが、列車で移動していても山らしい山はほとんど見当たりません。
自転車天国ですね、ここ。
しばらくすると乗換駅のシュタイナハに到着。
シュタイナハは小さな町の小さな無人駅でした。
田舎の簡素な駅なんですがゴミもほとんど無いキレイな駅でした。
乗り換えまで時間があったので駅の外も少し歩いてきました。
改札が無いので出入り自由なんですよ。
外から眺めると古そうな駅舎でした。
もちろんタクシーなんて停まってないし。でもタクシー会社の電話番号が貼ってありました。
ホームには自電車で乗り込んできている人もいます。
ドイツの電車は自転車が積みこめる車両もあるんです。積み込み可能な車両には自電車のマークが描いてあります。
電車に乗ってサイクリングっていいですね。ちょっと遠い町でも気軽にサイクリングに行けます。
これは日本でも実施してほしいと思いました。
例えば、金沢から富山まで電車に自転車を積んで行って、自転車で富山の街中を散策することもできますし。
レンタサイクルでもいいけど、自分の自転車の方が体に馴染んでて走りやすいですしね。
この駅でも切符の打刻機を見つけました。
シュタイナハからローテンブルクへの路線は単線でした。
同じ電車が往復しているのかな?
3両編成なのですがとても綺麗な車両、しかも広くてびっくり。
天井も高くて、とてもじゃないけどでが届かない。
ドイツの人はどれだれ背が高いんだ。
15分くらいでローテンブルクに到着。
ここも小さな無人駅でした。
どこの駅もシンプルですが好感が持てる駅です。
ホテルの朝食は定番のビュッフェスタイル。
今日はローテンブルク Rothenburg of der Tauber まで電車で移動します。
ホテルのすぐ横はフランクフルト中央駅。
この駅も歴史を感じさせる古い建物です。
駅の構内には電車のチケットの自販機もありましたが、今回はスマホのアプリ「DB Navigator」を使って予約しました。
フリーパスで移動するという方法もあります。
フリーパスは期間内は同一料金というのと、決められた日数は同一料金というのがあります。
例えば14日の間は同じ料金、というのと 1日券が14枚というもの。
毎日電車に乗る場合は前者がお得ですし、3日に一度くらいしか電車に乗らないという人は後者がお得です。
今回は事前に予約して乗るという方法をとりました。 電車のチケットは事前予約するとかなり割引されます。 逆に当日買うととっても高い! 電車の旅を予定している方は事前予約かフリーパスをおすすめします。
DB Navigatorというアプリはとても使いやすく、日本だと乗換案内アプリにチケット購入機能が付いているって感じです。 路線図も付いてるし、GPSと連動させると今どこを走っているかもわかります。 チケットはクレジットカードで購入すると、QRコード付きのPDFが送られて来るので、電車の中で車掌さんにQRコードを見せればOKです。
ちなみに、駅には改札がありません。 なので電車には自由に乗り降りできますが、チケットを持ってないとかなりの罰金を支払わないといけません。 間違って乗ってしまっても同じです。 アプリで事前予約していれば大丈夫ですが、紙のチケットを買った人は駅にある検札機で打刻してください。
※今回はDB Navigator をiPadで使ったのですが、2019年7月現在はiPadには対応しなくなったみたいです。iPhoneには対応しています。
ホームにはいろんな車両が並んでいました。
鉄オタではありませんが、かっこいいな〜と眺めていました。
やっぱりICE (手前の白い電車)は綺麗な形をしていますね。
フランクフルト中央駅からICE(Intercity Express)でヴュルツブルクへ。
そこでRB(普通列車)に乗り換えてシュタイナハ Steinachへ。
その駅でまた乗り換えてローテンブルクに到着、
という予定でしたが。。。ヴュルツブルク駅でいくら待っても電車が来ない。。。。??
「どうしようかな〜」とホームでウロウロしていたら学生さんらしき若者が近寄ってきました。
英語で
「その電車が遅れているよ」と教えてくれた。 ←そう聞こえた(^^;
なんて親切な学生さん😂
分かってしまうと、電光掲示板の表示の意味も予想できます。
これって100分遅れてるってことですね。。。。(^^;
ホームで待ってる同じ状況のみなさんは諦めてのんびりくつろいでました。
私たちももっていたパンを食べながら電車を待ちました。
予約してある電車は来ないんですが、別の電車(ICE)は来るんですよね。
RBよりもICEの方が優先的に走らせているのか?
料金の安い列車は後回し? ←疑心暗鬼になってます(笑)
フランクフルト〜ヴュルツブルクは順調に進んでいたので、ヴュルツブルクで乗り換えせず、もう少し先で降りて、戻るようにすればここまで待たなくてもよかったかも。
後で聞いたら、この路線は始発駅が遠いので気象条件でよく遅延が発生するそうです。
これも後から知ったのですが、DB Navibatorにはダイヤの遅延情報も表示されるので事前に確認するといいですよ。
90分くらい遅れてやっと目的の電車がやってきました。
はあ、よかった。やっと乗れました。
RBはのんびり走るし、停車駅も多い。いかにも電車の旅って感じです。
しかし、電車の遅延に遭遇したくないなあ。たまにならいいけど。
のんびり列車に揺られながら、つづく
おまけ
この時に持っていったα6500はカメラ本体に手ブレ補正が付いていて、暗いところでもしっかりホールドしていればちゃんと撮れました。
その点は素晴らしいのですが、バッテリーの持ちが悪い。
バッテリーが小さいんです。
α7 IIIからはバッテリーが大きくていいなあ、と思っていたら、同じく大きなバッテリーを搭載したα6600が発売されました。
もう少し早く作って欲しかった(涙)
3人で中央駅からレーマー広場に向かってトコトコ歩きます。
もうみなさん仕事が終わった時間なのか街のレストランやテラスは人で賑わっていました。
この時期のドイツは日が長いらしく、夜なのに外は明るくて人も多いですね。
フランクフルト歌劇場を横目に歩き続けると、レーマー広場に到着。
着いたばかり、しかも初めてのフランクフルトなので何を見ても楽しい。
夕ご飯がまだだったのでレーマー広場に面した「Alten Limpurg」というレストランのテラスで
ドイツに来て初めてのビールをいただきました。
「いろんなビールを飲んでみる」というのもドイツ旅行の目的のひとつなのです(笑)
この時点で20:30くらい。でもまだ明るい。
ドイツ風だけど軽い食事を食べて、マイン川に向かって歩きます。
夜の散歩といったところ。
「鉄の橋」Eiserner Stegという小さな橋まで行くと、橋のいたるところに「鍵」がかけられていました。
どういう意味があるのかな?
橋の上から眺めるマイン川の夕暮れ時も風情があっていいです。夕暮れ時といっても実は夜の9時半くらいなんです。薄明るいので時間間隔がちょっと変になります。
歩き疲れたのでこの日はここからタクシーでホテルに引き返しました。
やっぱりタクシーは楽でいいですね~
明日はローテンプルクに移動する予定です。