‘Tis Nature's Voice~それは自然の声~Ⅱ

みらくる・あっこの気ままブログ

アンサンブル・シュシュ第44回定演(4)ヘンデル・9つのドイツアリア完結編

2016-09-12 23:14:04 | My Consert
8月28日(つづき)
私、笹山晶子は第42回定演から取り組んできた、ヘンデルの「9つのドイツ・アリア集」を、今回で終えました。
コンティヌオを担当して下さった上田浩之さん、久保田夏男さん、山本登美則さん、山下佐智子さん、岡本裕美さん、オブリガートをずっと吹いてくださった植田雅彦さん、そして今回はオーボエの長尾優香さんにとても感謝です。




左から山本さん(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、岡本さん(チェンバロ)、私、笹山晶子(ソプラノ)、長尾さん(バロック・オーボエ)、植田さん(バロック・フルート)。

ランダムに歌ってきたのですが、今年の12月25日のクリスマスに、久保惣美術館で全曲演奏会を予定しています{。with ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェンバロ、バロック・ヴァイオリン、バロック・オーボエ、バロック・フルートです。

歌詞の内容は、キリスト教の聖人はいっさい登場しない、自然の美しさを讃え、それを創りたもうた神を賛美するものです。ドイツではクリスマス・シーズンにこの曲集が演奏されることが多いのだそうです

第2曲目の「戯れる波がふるえるように煌めいて」です
G.F.Händel : Aus Neun Deutsche Arien “Das zitternde Glänzen der spielenden Wellen” HWV 203


(つづく)


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アンサンブル・シュシュ第44回定演(3)オルガン編

2016-09-12 14:48:39 | My Consert
8月28日(つづき)
今回、ポジティヴ・オルガン(ピッチ440Hz)を使用するというのも試みでした。


ピッチは変えられないものだったので、対応出来る古楽器とのアンサンブルとなりましたが、とても優しく心癒される音でした
「LICはびきの」は大ホールにパイプオルガンがあり、オルガン教室を開いています。鍵盤奏者の岡本裕美さんと、黒田千賀子さんは、そのパオプオルガンを習っておられ、練習室のオルガンのことも詳しかったのです。


控室にも練習用オルガンがあり、オルガンに力を入れているホールです。


カルダーラトリオ・ソナタ。左から黒田千賀子さん(オルガン)、上田浩之さん(バロック・ヴァイオリン)、財前奈緒子さん(テナー・リコーダー)。


オルガンの説明をする黒田千賀子さん。


コルネット(ツィンク)の説明をする、森山広さん。

音はこちら。
A. Caldara : Trio Sonata in E minor Op.1-5


(つづく)
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アンサンブル・シュシュ第44回定演(2)初期バロック編

2016-09-12 11:13:14 | My Consert
8月28日(つづき)
プログラムの一番に置かれる素朴なアンサンブル、ブロークン・コンソートのコーナーは、最近はもっぱらイタリア初期バロックになっています。しかもメープルちゃん入り…。


オルフェオに続いて、モンテヴェルディ"Si dolce è il tormento"。人や楽器編成が変われば、アレンジも自由なところがいいですね!
左から、山本登美則さん(バス・ガンバ)、久保田夏男さん(テオルボ、トレブル・ガンバ)、高橋晴子さん(チェンバロ)、私笹山晶子(歌とハープ)、森山広さん(コルネット)、久保田麻衣子さん(バス・ガンバ)。


今回の全プログラムの中で、私が最も気に入ったのが、カッツァーティの素朴で美しい"Passacaglio"です。
歌が入っていない自分の動画は、極めてレアなのです(^-^;。はい、ハープこれからも頑張ります!

Maurizio Cazzati : Passacaglio


(つづく)
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アンサンブル・シュシュ第44回定演(1)全体合奏編

2016-09-12 10:06:14 | My Consert
8月28日
アンサンブル・シュシュの定例演奏会でした。
今回はいつもの自泉会館の抽選が外れたので、ポジティヴ・オルガンのある「LICはびきの」の音楽練習室という所が、リーズナブルで取りやすかったので、初めて使用しました。


全体合奏はコルネットが入ったので、長年の夢であった「オルフェオ」のトッカータで始めることに。バロック時代の幕開けともいう、モンテヴェルディのオペラ(上演可能な最古のオペラといわれる)の序曲のようなものです。
続いて、ムジカ(音楽)というキャラクターが登場して、これから始まる物語のプロローグを語り歌います。オペラをするわけではないので、ムジカは2番、3番の歌詞だけにしました。音楽はあらゆるものの心をとらえ、竪琴の調べで気持ちをやわらかにします、という内容です。




ムジカのレチタル・カンタンドのリズムに、通奏低音を入れるのに苦労しましたが、むしろ当時の楽譜を見て、素直にタクトゥスを刻んでいくと、意外とイージーだということもわかりました。VがVかUかとか、SがSの場合とfの場合があるなどさえ解れば、言葉の入れ方もファクシミリ譜の方が読みやすい。

時代的には、ありえない楽器も入っていますが、これは全員合奏なので、何らかの楽器をやらなくてはいけません(^-^;。
そうですね、メープルちゃんもアイリッシュ・ハープなのでおかしいですね。でも竪琴を持ったキャラクターなので、まぁいいか('◇')ゞ。
C. Monteverdi "Orfeo"





ラストの全員合奏は、前回からつづいて、バッハの「主よ、人の望みの喜びよ」です。
こちらはポピュラーな曲なので、どんな編成でもありかなと思います。オルガンがあることと、コルネット、オーボエの音などが、コラールに似合います。
いきなり終ってしまいましたが、3時間半という長いコンサートにお付き合いくださったお客様、どうも有難うございました!
(つづく)






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