




今回は太田さん(ガンバ)や吉田さん(チェロ)が戻ってくれたので、通奏低音が充実したコンサートとなりました。
そして新しく団員になったチェンバロの横河さんで、ぐっと平均年齢が下がりました(*^^)v。横河さんは、リュートやビウエラなども弾かれるので、新たなアンサンブルが楽しめそうです


自泉会館のこのホールは、元ダンスホールだったそうです。天上も高く、きっと昭和初期には最新の西洋音楽が奏でられ、ドレスなどを着た女性達が踊っていたのでしょうね。朝ドラ「カーネーション」の舞台となった岸和田ですが、主人公が子供の時にダンスホールで踊る女性の着ている西洋のドレスを見て驚き、ドレムや!といって洋服を作るきっかけになったシーンがありましたね。ひょっとしたらこのホールだったのかもしれません。

チェンバロの調律をする平山照秋さん。
今回シュシュならではの編成が実現したのが、テレマンのヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのトリオ・ソナタです。
どの楽器をとっても通奏低音にまわれる楽器ばかりで、低音弦楽器が3台も揃っています。
一般的にはまだ地味な音と思われているヴィオラ・ダ・ガンバですが、室内楽の天才テレマンの手にかかれば、こんな楽しい曲になるのですね。ガンバは高音も出て来るため、技巧的には難しいらしく、やはり太田さんがいることで、実現したような感じでしょうか。
テレマンは当時はJ.S.バッハよりも有名で、売れっ子作曲家。技巧的には通をうならせる、時間も長すぎず、第1楽章から終楽章まで飽きることもありません。どの楽器の音も生かしたバランスの良さは、やはり売れっ子だったことがうなずけます。
この曲は第3楽章がとても美しいのと、冒頭の出だしから、なんか聴いたことのあるような感じで、第4楽章は完全に親しみのある、ディズニーの「エレクトリカルパレード」という曲の原曲ではないかと思う感じです


私自身ディズニー・ランドとかは、東京に出来たばかりの時に一回行ったくらいで、曲もあまり知らないのですが、どうやら近所のスーパーで、買うテンション上げるためによく流されてる曲でした(^^♪。
Georg Philipp Telemann : Trio Sonata in G major TWV42:G6





ホールの中で食事も出来るので、打ち上げも場所を変えることなく、宅配ピザやコンビニ買い出しで済ませられるところもメリットです




