‘Tis Nature's Voice~それは自然の声~Ⅱ

みらくる・あっこの気ままブログ

新型コロナウイルスの恐怖が迫って来る中、アンサンブル・シュシュ第49回定演でした③

2020-04-20 18:50:39 | My Consert
大都市に緊急事態宣言が出されて二週間が立とうとしています。
東京は相変わらず感染者が多いですね。大阪は少し落ち着いた感じと吉村知事は言っています。本当にこれで無事5月から仕事に行けるのか不安です。スーパーの休憩椅子に、何故か多くの老人が座ってる姿を見かけます。趣味の会も禁止されてるし、公共施設が閉まってるので、家に居づらく行き場が無い人達だろうか? マクドナルドのドライブスルーに、異常なくらい車の行列が出来ているのも見かけます。


(2月23日)手ふいごオルガンだけで歌った曲もありました。
17世紀ドイツ初期バロックの作曲家、ハインリッヒ・シュッツの小宗教曲集より「私は常に主を褒めまつる」です。ルネッサンス・オルガンなので、雰囲気がいいかなと思いましたが、4フィートとわりと高い音域なので、やはり低音楽器が一つ要るかなとも思いました。
それから一般的に古楽器で演奏する場合、ピッチを415Hzにすることが多いのですが、そうすると低くて歌いづらかったので、440Hzにしてもらいました。シュッツや、イタリア初期バロックなどは実際高かったそうで(地域によってピッチが異なります)、可能なら440Hzが適していると思います。
一台のチェンバロの場合、同じコンサートでピッチを変えることは不可能ですが、このオルガンの場合は3分あれば大丈夫とおっしゃられたからです。


このように手動でふいごを動かしてくださっている平山さんですが、動画にその様子が映されていなかったのが残念です。

シュッツの活躍した時代は、ドイツは30年戦争(カトリックとプロテスタントの宗教戦争)と重なっていて、苦しい時代にあったのか、シュッツの曲も神への救い、希望を求めた曲が多いと思います。
この曲は詩編34の1-4の歌詞を2拍子系で、それぞれの後に3拍子系のハレルヤがついています。地味ですが神への情熱を感じる曲です。

Heinrich Schütz : Kleine geistliche Concertate " Ich will den Herren loben allezeit" SWV306







今ちょうど、ドイツ鈴蘭の芽が出てきて、小さな蕾をつけ始めています。
このオルガンを弾いてる黒田さんの庭にはびこっているものを、4年前くらいにもらって植えたものが毎年花をつけます。去年の写真です。




「モリンバ」というマーガレットの新種。


一たび植えたら根付いて、葉っぱが茂って春先に花を咲かせる、八重咲の「匂いすみれ」です。







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