1月17日(日)
岸和田「自泉会館」での、アンサンブル・シュシュの定例演奏会でした。
阪神淡路大震災から、はや21年…。ほぼ周辺にアンサンブル・シュシュのメンバーは住んでいましたし、神戸の人もいますので、あの日の怖い思い出は忘れることはありません。
当時まだ幼児だった若い新メンバー、当時子供が幼児や赤ちゃんだったというメンバーもいて、シュシュは幅広い年齢層になってきました。
ホールの抽選会に乗り遅れて、1月の空いてる日といえば、この日しかありませんでしたので、テレビを観る余裕もなく、コンサートで一日中必至な状態でした(^-^;。
第Ⅰ部は、いつもの全員合奏、リュリの「町人貴族」よりの行進曲で始まりました。
夏に続いてブロークン・コンソートは、カプスベルガー集。
ハープのメープルちゃんは、アイリッシュですが出動させて、器楽合奏やヴィラネルという歌曲などを演奏しました。
カプスベルガーを、こんなに演奏出来るのは、やはりテオルボ(ギター)弾きがいるのと、実力はさておき、カプスベルガー好きが多いからであります(*^_^*)v。
今回は、フランク・ヨシオさんがヴィオラダガンバ・デビューで、テオルボの山本登美則さんと、渋~い「パッサカリア」などを演奏したのでありました。
久保田麻衣子さん(ちょーカプスベルガー好き、結婚おめでとう!)は、ギターやダルブッカで雰囲気作り、リコーダーにチェンバロに歌も歌う(シュシュは出来るものは、何でも使う)高橋晴子さん、そしてハープの下手さを歌で必至に挽回しようする、私、笹山晶子でお送りしました(;^ω^)。
新メンバーに若いコルネット王子、森山広さんが入り、イタリア初期バロック曲が出来て喜ぶヴァイオリンの上田浩之さん。
ヴァイオリン姫の針谷綾音さんもいて、イタリア初期バロックが充実。
通奏低音は、岡本裕美さん(チェンバロ)と、久保田夏男さん(ヴィオラ・ダ・ガンバ、テオルボ)。
新たにチェンバロとピアノで入った、黒田千賀子さん。私がシュシュに入団してから、欠かさずコンサートに来て下さっていて、心底このグループが面白いと感じている方です。テレマンのトリオ・ソナタで、リコーダーの財前奈緒子さん、バロック・ヴィオラの立花良一さん、バロック・チェロの久保田夏男さんとアンサンブル。
シュシュは新メンバーを暖かく迎え、だんだんこき使う(^-^;。
前回に引き続き、私笹山晶子は、トラヴェルソの植田雅彦さんと、ヘンデルの「9つのドイツ・アリア集」より。今回の通底は山本登美則さんのヴィオラ・ダ・ガンバと、岡本裕美さんのチェンバロです。ドイツものは、日本のクラシック音楽の教育のせいか、わりに入りやすく、合わせもあまり問題なく進みます。と勝手に思っています(^-^;。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
第Ⅱ部は、ピアノをもっと活用しようということで、立花良一さんのモダン・ヴァイオリン、高橋晴子さんのピアノでラフマニノフの「ヴォカリーズ]。
休憩を挟んで、古楽器との音量の差などを、あまり感じさせないでおこうという狙いです。
アンサンブルの醍醐味といえば、声楽ではやはりドイツ・リートは外せません。シューベルト好きの私と黒田さんで、「ズライカの歌」2曲を演奏させていただきました。ドイツ・リートを積極的に歌うということ自体、現代は珍しいことのようで、そこにはドイツ語の壁と、ピアノ・パートの難しさがあるのでしょう。ピリオド楽器志向にもなってきていることから、本来はフォルテピアノで演奏するものなのでしょうが、中途半端な時代にあるのが、やはり古典派~前期ロマン派あたりでしょうか。現代のピアノで演奏するのが普通だった時代もありますが、それもちょっと演奏しようと思う人が減ってくる原因だと思います。
やはりこのへんの時代のものを演奏する時に、ピアニストや、声楽家もある程度のピリオド奏法を心がけていないと、拒絶されてしまうでしょう。さて、私達の演奏はどうだったのでしょうか(^-^;?。
リコーダーという楽器もバロック時代んは盛んに演奏されていて、作曲家も当たり前のように作っていたのに、18~9世紀から忽然と姿を消し、小学校の音楽の授業に習うという楽器になってしまいました。なので現代曲には、ピアノ伴奏を伴うものもあるらしく、ジェイコブという作曲家の「トレブル・リコーダーとピアノのためのソナタ」を演奏した財前さんと、高橋さん。イギリス民謡風のメロディーで始まり、色んな技巧を凝らした面白くて、聴きやすい現代曲でした。リコーダーの可能性を追及する財前さんであります。
新メンバーのオーボエ姫、長尾優香さんも登場。大阪芸大出身なので、勿論モダン・オーボエからの転向、いや並行です。バロック時代の花形管楽器といえば、オーボエでしょう!軽やかな音で、頼もしいメンバーです。太田賀之さんが、転勤で抜けられたので、色んなバロック・アンサンブルに、太田さんなみに引っ張りだこになることでしょう。この日はフレンチで、オトテールのソナタ。上田浩之さんは、ヴィオラ・ダ・ガンバで張り切って再登場です。今回は若い人達のアンサンブルを積極的にされて、面倒見のいいオジサンに徹しておられたよう(^-^;。
最後はルクレールの曲で、フレンチでも頑張るヴァイオリン姫です。
チラシとプログラム作成を、一手に引き受けてくださった植田さん、今回もご苦労様でした。
全員合奏曲は、一つ変えようということで、震災の日でもありましったので、ちょっとしみじみと、バッハの「主よ、人の望みの喜びよ」です。
結局3時間たっぷりかかってしまいましたが、最後まで聴いて下さったお客様が、今回初めてくらい多かったです。
長時間にわたり、お付き合いいただいたお客様、本当に有難うございました
なんとか今回も、力を合わせて無事に演奏会が出来ました。皆さんお疲れ様でした
岸和田「自泉会館」での、アンサンブル・シュシュの定例演奏会でした。
阪神淡路大震災から、はや21年…。ほぼ周辺にアンサンブル・シュシュのメンバーは住んでいましたし、神戸の人もいますので、あの日の怖い思い出は忘れることはありません。
当時まだ幼児だった若い新メンバー、当時子供が幼児や赤ちゃんだったというメンバーもいて、シュシュは幅広い年齢層になってきました。
ホールの抽選会に乗り遅れて、1月の空いてる日といえば、この日しかありませんでしたので、テレビを観る余裕もなく、コンサートで一日中必至な状態でした(^-^;。
第Ⅰ部は、いつもの全員合奏、リュリの「町人貴族」よりの行進曲で始まりました。
夏に続いてブロークン・コンソートは、カプスベルガー集。
ハープのメープルちゃんは、アイリッシュですが出動させて、器楽合奏やヴィラネルという歌曲などを演奏しました。
カプスベルガーを、こんなに演奏出来るのは、やはりテオルボ(ギター)弾きがいるのと、実力はさておき、カプスベルガー好きが多いからであります(*^_^*)v。
今回は、フランク・ヨシオさんがヴィオラダガンバ・デビューで、テオルボの山本登美則さんと、渋~い「パッサカリア」などを演奏したのでありました。
久保田麻衣子さん(ちょーカプスベルガー好き、結婚おめでとう!)は、ギターやダルブッカで雰囲気作り、リコーダーにチェンバロに歌も歌う(シュシュは出来るものは、何でも使う)高橋晴子さん、そしてハープの下手さを歌で必至に挽回しようする、私、笹山晶子でお送りしました(;^ω^)。
新メンバーに若いコルネット王子、森山広さんが入り、イタリア初期バロック曲が出来て喜ぶヴァイオリンの上田浩之さん。
ヴァイオリン姫の針谷綾音さんもいて、イタリア初期バロックが充実。
通奏低音は、岡本裕美さん(チェンバロ)と、久保田夏男さん(ヴィオラ・ダ・ガンバ、テオルボ)。
新たにチェンバロとピアノで入った、黒田千賀子さん。私がシュシュに入団してから、欠かさずコンサートに来て下さっていて、心底このグループが面白いと感じている方です。テレマンのトリオ・ソナタで、リコーダーの財前奈緒子さん、バロック・ヴィオラの立花良一さん、バロック・チェロの久保田夏男さんとアンサンブル。
シュシュは新メンバーを暖かく迎え、だんだんこき使う(^-^;。
前回に引き続き、私笹山晶子は、トラヴェルソの植田雅彦さんと、ヘンデルの「9つのドイツ・アリア集」より。今回の通底は山本登美則さんのヴィオラ・ダ・ガンバと、岡本裕美さんのチェンバロです。ドイツものは、日本のクラシック音楽の教育のせいか、わりに入りやすく、合わせもあまり問題なく進みます。と勝手に思っています(^-^;。
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第Ⅱ部は、ピアノをもっと活用しようということで、立花良一さんのモダン・ヴァイオリン、高橋晴子さんのピアノでラフマニノフの「ヴォカリーズ]。
休憩を挟んで、古楽器との音量の差などを、あまり感じさせないでおこうという狙いです。
アンサンブルの醍醐味といえば、声楽ではやはりドイツ・リートは外せません。シューベルト好きの私と黒田さんで、「ズライカの歌」2曲を演奏させていただきました。ドイツ・リートを積極的に歌うということ自体、現代は珍しいことのようで、そこにはドイツ語の壁と、ピアノ・パートの難しさがあるのでしょう。ピリオド楽器志向にもなってきていることから、本来はフォルテピアノで演奏するものなのでしょうが、中途半端な時代にあるのが、やはり古典派~前期ロマン派あたりでしょうか。現代のピアノで演奏するのが普通だった時代もありますが、それもちょっと演奏しようと思う人が減ってくる原因だと思います。
やはりこのへんの時代のものを演奏する時に、ピアニストや、声楽家もある程度のピリオド奏法を心がけていないと、拒絶されてしまうでしょう。さて、私達の演奏はどうだったのでしょうか(^-^;?。
リコーダーという楽器もバロック時代んは盛んに演奏されていて、作曲家も当たり前のように作っていたのに、18~9世紀から忽然と姿を消し、小学校の音楽の授業に習うという楽器になってしまいました。なので現代曲には、ピアノ伴奏を伴うものもあるらしく、ジェイコブという作曲家の「トレブル・リコーダーとピアノのためのソナタ」を演奏した財前さんと、高橋さん。イギリス民謡風のメロディーで始まり、色んな技巧を凝らした面白くて、聴きやすい現代曲でした。リコーダーの可能性を追及する財前さんであります。
新メンバーのオーボエ姫、長尾優香さんも登場。大阪芸大出身なので、勿論モダン・オーボエからの転向、いや並行です。バロック時代の花形管楽器といえば、オーボエでしょう!軽やかな音で、頼もしいメンバーです。太田賀之さんが、転勤で抜けられたので、色んなバロック・アンサンブルに、太田さんなみに引っ張りだこになることでしょう。この日はフレンチで、オトテールのソナタ。上田浩之さんは、ヴィオラ・ダ・ガンバで張り切って再登場です。今回は若い人達のアンサンブルを積極的にされて、面倒見のいいオジサンに徹しておられたよう(^-^;。
最後はルクレールの曲で、フレンチでも頑張るヴァイオリン姫です。
チラシとプログラム作成を、一手に引き受けてくださった植田さん、今回もご苦労様でした。
全員合奏曲は、一つ変えようということで、震災の日でもありましったので、ちょっとしみじみと、バッハの「主よ、人の望みの喜びよ」です。
結局3時間たっぷりかかってしまいましたが、最後まで聴いて下さったお客様が、今回初めてくらい多かったです。
長時間にわたり、お付き合いいただいたお客様、本当に有難うございました
なんとか今回も、力を合わせて無事に演奏会が出来ました。皆さんお疲れ様でした
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