ウォターディスカウントという方法があるということでちょっと勉強しました。
水分を減らして石けんに鹸化させるものです。
利点は、長期熟成せずとも短期で、そのような石鹸になるらしいというもの。
CP方で作っている私たちソーパーにとっては、この上ないやり方だと思います。
私も今回初めてのことなので、はっきり解かりませんが、ちょうどフルーツ酸の石けんが
1ケ月になりますので、これと同じものを作って、熟成期間を40日と2ケ月で試してみようと思っています。
話は戻ります。
とりあえず今までの水分は1バッチ量の35%前後でした。(普通30~40%)
この数字は鹸化するのに一番失敗のない水分配合で、それよりも水分が少ないので
ウオーターディスカウント(WD)です。
水が少なくなるわけですからそれなりに短所もあります。それは
・まず最初からこの方法ではしないこと、石鹸つくりになれてきてから
・アルカリ溶液を入れるときは、今まで以上に少しずつを反応させます
・この方法が使えるのはカセイソーダの石けんで、K石けんには使えません。
★アルカリの濃度は50%以内にすることも
・ハードファットが多いレシピには不向きと、あります。
反応が早く、さめやすいので、保温はしっかりしたほうがよさそうです。
私の例で見てみますと、オイル1バッチが600gで、
水の量は35%ととして計算すると
600×0.35=210g となります。
この時鹸化率を90%ととした場合、カセイソーダは 79.g(レシピで変わる) 必要です。
ここからカセイソーダの濃度は
79.÷(210+79.)×100→27.3となります。・・・・一般的なカセイソーダの濃度
ここからウォーターディスカウント(WD)です。
これより濃いカセイソーダの水溶液(水が少ない)にするときがWDとなるらしいです。
今までの考え方なら、上のアルカリ濃度は27.3%ですが、これを
Naoh濃度33%にすると79÷(X+79)×100≒33から
X≒160・・・水の量となります。
カセイソーダ量79gの約2倍になっているのにお気付きでしょうか?
どうでしょうか?なんとなく解かってもらえたでしょうか?
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