他団体、フリーの有力選手が
多数参戦することが
大きな話題となっていた
ほっこりプロレスの新シリーズが
ついに開幕。
後楽園ホールで行われた開幕戦は
超満員の大盛況となったものの
仕掛け人である北畠社長も
予想だにしない落とし穴が
待ち受けていた。
当日まで伏せられていた対戦カードは
試合開始直前の選手入場で
初めて明かされる形式。
他団体選手の参戦もあり
入場テーマがかかるたびに
大きなどよめきと歓声に包まれた。
メインイベントに登場したのは
ダレルとビリーの
ラルストン兄弟。
対角のコーナーに立つのは
世界を股にかけて活躍する
タイトル・コレクター、
コビー・グッドソン。
そしてグッドソンのパートナーとして
最後に登場したレスラーは・・・
なんとあの、AJスタイルズ!
思わぬ超大物レスラーの登場に
会場のファンからは
この日一番の歓声が飛んだ。
AJの後ろをついて歩くのは
新日本プロレスで
極悪ヒールユニットとして活躍する
バレットクラブの面々。
カール・アンダーソンに
バッドラック・ファレ、
プロレス界トップクラスの
レスラーたちの登場に
ファンは驚きを隠せない。
しかし、次の瞬間
AJスタイルズの口から出た言葉は
耳を疑うようなものだった。
「たくさんの名前も知らない
レスラーたちが集まっているが
オレたちBULLET CLUBこそが
ベストなプロフェッショナルレスラー。
その事実に変わりはない」
「(グッドソンに対して)
オマエにオレの横に立つ
資格と実力があるのか?
オレがIWGPヘビー級
チャンピオンであることを
知らないのか?
実力をわきまえろ」
AJがそうまくし立てると
タッグパートナーであるはずの
グッドソンとの間に
ただならぬ緊張感が生まれた。
次の瞬間・・・
帯同していたアンダーソンが
不意打ちぎみに放った
必殺のガンスタンが
グッドソンに炸裂!
たった一撃でグッドソンを
K.O.してしまった。
続いてファレがダレルに
バッドラックフォール。
ダレルもこの一撃で
戦闘不能状態に陥った。
最後に、AJがビリーに
スタイルズクラッシュを見舞う。
リング上の3選手は
完全に動きを止めてしまった。
「ほっこりプロレス!
このリングは我々
BULLET CLUBがジャックする。
俺たちこそが
世界で最も素晴らしいCLUBなんだ!
これがリアルだ」
ほこプロおよびその場の
参戦レスラー全員に
挑戦状を叩きつけた
バレットクラブの面々。
北畠社長が意気揚々と取り組んだ
他団体選手の参戦招集が
結果的に自らの首を絞める
形となってしまった。
セミファイナルを終えたばかりの
須王、橘、進藤らが
控え室でこの事態を聞きつけ
慌ててリングへ向かうが
時、既に遅し。
バレットクラブはいち早く
会場を後にしていた。
ファンからの期待も高かった
今シリーズの開幕戦だけに
メインイベントが行われないという
異常事態にファンも騒然。
なんとも後味の悪い
スタートとなってしまった。
to be continued...
★Mr.しもの中の人の裏話★
物語が大きく動き出しました。
そうです、今回の相手は
AJスタイルズ・・・
・・・ではなく、バレットクラブです。
今回登場した
アンダーソンやファレだけでなく
あの選手もあのタッグも
まとめて相手してやろうという魂胆です。
それにしても今回のストーリーは
本当にMr.しもの出番がないですね。
まぁ、おいしいところは
持っていくつもりですけど・・・(笑)
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