美しい姿勢で話し方レッスン   shimaoka minobu          

美しい姿勢は、一生の宝物! 「見た目を磨くレッスン」と「コミュニケーション力を磨くレッスン」のヒント集

実話から、痛切な青春物語

2024年12月17日 07時02分58秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

夜明け前の空に輝く月もきれい、島岡美延です。

今年はどんな1年でしたか? 辛いことがあったとしても、つまづいたからこそ見えたものがあったはず。映画『ありきたりな言葉じゃなくて(20日公開)』をご紹介します。先週のラジオに渡邉崇監督が登場。テレビ朝日映像社員で『ワイドスクランブル』などを担当しながら監督デビュー。構成作家の栗田智也氏の実体験を基に二人で練り上げた脚本。

32歳の拓也(前原滉)は中華料理店を営む両親と暮らすテレビの構成作家。念願のドラマ脚本家への道を探る中、売れっ子脚本家(内田慈)の後押しを受け、ついにデビュー決定。浮かれた気持ちでキャバクラを訪れた拓也は、りえ(小西桜子)と意気投合。ある晩、泥酔しホテルへ行った後に彼女と連絡が取れなくなり、彼氏だという男(奥野瑛太)から高額の示談金を要求される。テレビ局に知られることを恐れ、要求を受け入れた拓也だったが――。

ヒリヒリする緊迫感、テレビ局の人間模様のリアリティ、目が離せません。

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迷い込んだ世界から出るには

2024年12月11日 07時28分52秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

「人類が核で自滅しないように」という言葉がリアルなノーベル平和賞授賞式、島岡美延です。「ただちに発射できる核弾頭が4000発ある」地球に暮らす人類には核廃絶以外に選択肢なし。

この世界から逃げ出したいと思ったことありますか? でも異世界に閉じ込められたらやはり戻りたい元の世界――。映画『きみといた世界(14日公開)』をご紹介します。先週のラジオに原作・脚本も手掛けた政成和慶監督と主演の高橋改(アラタ)さんが登場。政成監督とは幼なじみの漫画家arawaka氏と共同でストーリーが練り上げられ、映画に先駆けて漫画の配信も。

高校3年の卓(高橋)は同級生の碧衣(中川可菜)に密かな恋心を抱くも一方的に陰から眺めることしかできない。ある日、二人は他に誰もいない謎の世界に迷い込む。「元の世界に戻る条件は、ふたりが両想いになること」と告げる管理人。そこに碧衣が好きだった男子も現れ――。

学校のビジュアルってSFがよく似合うのかも。

 

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イザベル・ユペール、日本各地で撮影

2024年12月10日 07時37分17秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

今月の世界の変化は2025年に何をもたらすのか、島岡美延です。テロ組織が独裁政権を倒したといわれ、シリアの大統領は亡命。韓国では大統領に出国停止措置。昨日ご紹介したブータンの映画で描かれたのは「選挙は人々を幸せにするか」。

この物語では「日本=不思議の国」。映画『不思議の国のシドニ(13日公開)』をご紹介します。フランスの名優イザベル・ユペールが訪ね歩く名所は、いつもより謎めいて見えるかも。

フランスの女性作家シドニは、自身のデビュー作『影』が日本で再販されることになり、出版社の招きで来日。見知らぬ土地への不安を感じつつ、出迎えた寡黙な編集者・溝口(伊原剛志)に導かれ、日本での仕事をこなす。自分は家族を亡くし今は天涯孤独、『影』を書けたのは夫のおかげ、と語る彼女。溝口と日本各地を巡るうち、亡き夫の幽霊が姿を現し――。

京都・奈良・直島、ゆったりとした時間が流れます。伊原のフランス語も見事。6日間の限られた滞在、二人が紡ぎ出した大人の時間。

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太平洋戦争を「人物」で読み解く

2024年12月08日 07時41分59秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

83年前の今日、真珠湾攻撃がなかったら、島岡美延です。『虎に翼』で描かれた戦争の前と後。寅子の夫が「戦争突入を食い止められなかった」と強い後悔を見せる場面も。

『101人の人物で読み解く太平洋戦争』(PHP文庫)を読みました。著者は太平洋戦争研究会、表紙には保阪正康氏推薦!と。彼が寄せた巻頭の文章には「国民の付託を受けた政治家が一人も入っていない会議(中略)、軍官僚の思惑によって国の存亡が決定された状態」と。

日米開戦まで、戦争の長期化、敗戦へ――。101人にはアメリカの大統領らも。その時、新聞などは何を伝え、国民のムードはどうだったのか。96人目は終戦の聖断を進言した書記官、101人目には昭和天皇、あの有名な写真も。マッカーサーが天皇の言葉に感動したという会見。

アメリカが原爆を完成させ、8月に日本に投下。もし5月のドイツ降伏後に日本も続いて降伏していれば・・・。様々な「もしも」を想像した101人の決断、行動。

 

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ナチス占領下のフランスで

2024年12月03日 07時32分44秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

昼間の気温は20度ほどに、島岡美延です。朝晩との気温差が大きいのでマフラー、帽子など活用を。

来年で終戦から80年、今だから語れる「あの時代の苦しさ」、映画『ホワイトバード はじまりのワンダー(6日公開)』をご紹介します。2018年、ベストセラー小説が原作の『ワンダー 君は太陽』が世界的にヒット。その作者がアナザーストーリー『ホワイトバード』を執筆。『ワンダー』で主人公をいじめた少年についての物語。

いじめにより退学処分になったジュリアンは居場所を失った日々。パリからやってきた画家である祖母サラ(ヘレン・ミレン)が、自分の少女時代の思い出を語り始める。1942年、ナチス占領下のフランス。ユダヤ人のサラが学校にやってきたナチスに連行されそうになった時、助けてくれたのはクラスでいじめられていた少年。彼の自宅の納屋に匿われ、彼の家族も危険を顧みず協力してくれたのだった。勇気ある優しさを持つ彼の名はジュリアン――。

この勇気、あなたの中にありますか。

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脱税王を騙す公務員が主役

2024年11月29日 08時02分46秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

一強時代が終わった国会の論戦に期待、島岡美延です。少しでも生きやすい社会にする法律ができて、国会議員を身近に感じられるといいけど。

公務員の存在は身近に感じていますか? 公開中の映画『アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師』、驚き続きで最後に涙も。『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督の最新作。あんなブームになるとは予想できなかった2017年の公開前、ラジオに出演してくれました。

「カメ止め」前から始動していた渾身の企画、というだけあって、さすがの展開。裏の裏の裏・・・、そのまた裏? モラルを守る税務署職員・熊沢を内野聖陽。正義感に溢れマルサに憧れる部下を川栄李奈。岡田将生は天才詐欺師・氷室がハマリすぎ。氷室と出会った熊沢が、脱税王(小澤征悦)から10億円奪って納税させようと、異色のタッグ。クセ者ぞろいの詐欺師集団が仕掛けた騙し合いバトル!

『八犬伝』で葛飾北斎を演じた内野が見事な「不器用な公務員ぶり」、俳優ってやっぱり詐欺師の素質あり!?

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児童養護施設のこと、知っていますか

2024年11月27日 07時32分03秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

雨が上がり20度超えの予報、島岡美延です。ダウンコートは邪魔になりそう。

明日召集される臨時国会、議員全員に見てほしい現実。映画『大きな家(12月6日公開)』をご紹介します。撮影期間に入る前から児童養護施設を定期的に訪問し、子どもたちと交流を重ね、その成長を大切に記録。『14歳の栞』の竹林亮監督が、多くの人が知らない「子どもたちの日常」に寄り添いました。「この作品を作るためにずっと映画に関わってきたのかもしれない。そんな、自分の理由になるくらいの作品」と語るのは企画・プロデュースの齊藤工。

東京のとある児童養護施設。親と離れて暮らす子どもたちが語る両親への想い。職員や他の子どもたちとの関係性。学校の友だちとの距離感、施設を出た後の暮らしへの不安、期待。

姉弟で入っていたり、親に会いにいく子、親の記憶が全くない子。家族でも他人でもない暮らしの〈大きな家〉、18歳になればここを出ていく原則。やはり憲法14条が頭に浮かぶ――、法の下の平等とは。

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今後の選挙で何が起こるのか

2024年11月26日 07時39分27秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

ボランティアなのか買収になるのか、島岡美延です。再選を果たした斎藤兵庫県知事陣営が、SNSによる選挙運動を担った疑いのある会社に違法な報酬を払ったのでは、との指摘。

公職選挙法が実態に追い付いていないのか、想定外が次々と起きた今年の選挙。衆院補欠選挙で他候補を追い回して妨害した候補者、東京都知事選で「ポスター掲示板の枠を売る」騒ぎ。兵庫県知事選で当選を目的としない候補者が他候補のための選挙運動。

昨日は2019年参院選の買収事件を追った本をご紹介しました。金を受け取った人の言い分の多くは「怪しいと思ってもすぐに返すと関係が壊れる」ことを恐れたなど。「安倍さんから」と言われ返すのも失礼と思った、というのも。「何かばらまかれるのが選挙」というのが長年の慣習、だとも。

選挙期間中、事務所に来た有権者に「お茶を湯呑で出すのはOK、ペットボトルを渡すと買収」なんてところは細かいのに、公職選挙法はもっと先回りしないと来年の参院選でとんでもないことが?

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「官僚国家」と見破ったのは

2024年11月24日 07時28分00秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

衆院選と兵庫県知事選、米大統領選もあった1ヵ月、島岡美延です。臨時国会では論戦を。一方、刑事告訴が相次ぐ兵庫。

2002年10月25日に起きた異常な事件を覚えていますか? 泉房穂著『わが恩師 石井紘基が見破った 官僚国家 日本の闇』(集英社新書)を読みました。「国会質問で日本がひっくり返るくらい重大なことを暴く」と周囲に語っていた衆議院議員石井紘基氏が右翼団体代表を名乗る男に自宅駐車場で刺殺された事件。当日国会に提出予定だった資料や手帳などは未だ発見されず。

前明石市長の著者は石井氏秘書をした後、彼の勧めで弁護士に。石井氏の犯罪被害者救済、特殊法人などの不正追及という姿勢を引き継ぐことを使命と感じ今に至るよう。日本の政治はこの30年「無策だった」のではなく「国民を苦しめ続けてきた」。問題は石井氏が追及してきた「官僚がすべてを握る国家」の闇。現在進行形の増税と保険負担増。

事前の質問通告をせず大臣答弁を引き出した石井紘基氏。そんな国会を見てみたい。

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釣り恋愛映画、岐阜の渓流で

2024年11月22日 07時40分24秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

雨上がりの快晴の朝、島岡美延です。霧が出た地方も多かったよう。

先日出かけた江の島では、明日から『湘南の宝石』という関東三大イルミネーション認定のイベントがスタート。こちらは驚くほど多くの蛍の輝きに圧倒されるロケ地。映画『重ねる(23日公開)』をご紹介します。先週のラジオに、釣り人でもある配島徹也監督と民宿主人役の大島葉子さんが登場。岐阜県郡上市和良町、下呂市金山町での撮影について語りました。

東京からワケあってやってきた加藤あゆみ(須田晶紀子)、追われるように東京を去った平野一徹(タモト清嵐)。季節は6月のはじめ、渓流にかかる赤い橋、偶然から運命を共有した二人はその夜、宿で再会。岐阜の大自然を舞台に、都会と田舎の非日常が水の中で交じり合う。それは禁じられた恋――。

誰もいないパワースポット、美しく神々しい光景が次々と。ただ、SNSで人気になって人が押し寄せたら困るなあと勝手に思ったり。

 

 

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