冷たい雨の日曜日、島岡美延です。昨日はお花見のラストチャンス、近所の桜並木の小川はだんだんと花筏の様相。
園芸店も賑わっていてカラフルな苗を見ていたら、小さな女の子の声。「黒のお花ってどうしてないの?」「ホントだね、どうしてないんだろう」とお母さん。その会話が頭から離れず、次々と浮かんだ妄想。
もし、桜のつぼみがピンクじゃなくて黒だったら?
もし、花壇のパンジーやチューリップが黒だったら?
もし、母の日のカーネションが黒だったら?
初夏のネモフィラ、梅雨時の紫陽花、夏の向日葵、秋のコスモス・・・、それが黒や灰色だったらどんな世界になってしまうのか。一昨日書いた今月の姿勢テーマは『春色の力を味方につけよう』。花の色は心に大いに力をくれます。
黒い花には虫もやってこないし、人間も作ろうとしない。植物たちの色のある世界、それが平和なんだと強く感じるこの春。土をいじるガーデニングは心を穏やかにする力があります。