全国的に晴れて夏日になりそう、島岡美延です。世界で起きている戦争や紛争、日本では心理的破壊・暴力と言える言葉が日常茶飯事。
芸能界の性加害が認識されてきた今、昔のヤクザ映画かと思う言葉が社会人対象の講座で。高い受講料を払った相手に「フツーじゃない、強烈な言葉」をこれまでも使ってきたはず。再現がおぞましいほど、女性などを貶める言葉でした。
今度は内閣府の研究会の議論で波紋。「恋愛弱者に恋愛支援を」という発想か、教育に「壁ドン、告白・プロポーズの練習」など組み込むという大学教授の提案。この人はそうやって恋愛強者になれた?
そもそも「壁ドン」は漫画(原作のドラマ)の世界。「男性が女性を屈服させたい願望」「女性がそれを望むという妄想」の形。あれで恋愛が始まると思って実践したら、「近い!」と嫌悪感を抱かれるだけ。
講師と教授の発想は珍しいものではない、という悲しい現実。男女共同参画って言葉を聞いて久しいけど、男女平等社会に程遠いこの国。