第7波という呼び方に違和感、島岡美延です。そもそも第6波収束の実感はなし。いずれにせよ、まだそこにコロナの危機。
ウクライナとの「停戦の条件は熟してない」と言った大統領は、この事故の時もその地位でした。映画『潜水艦クルスクの生存者たち(8日公開)』をご紹介します。2000年にロシアで起きた原子力潜水艦事故の完全映画化。
乗員118名で軍事演習のため出航したクルスクで艦内の魚雷が突然爆発。凄まじい炎で犠牲者が相次ぐ中、司令官ミハイルは区画の封鎖を命じ、部下と安全な艦尾へ退避。23名が生き残るも潜水艦は北極海に沈没、酸素の残りはわずか。海中の異変を察知した英国海軍が救援を表明するが、ロシア政府は沈没事故の原因は他国船との衝突と主張し、軍事機密であるクルスクに近寄らせようとしない。
命より国家の威信を優先する政府に乗員の妻らが怒りを露わにする場面。つまみ出され、注射を打たれる女性。今も起きているかもしれないロシアの闇。より深く危うい2022年。