高校球児の丸刈りルールが減っているとか、島岡美延です。5年前は75%以上、今回は25%超ほど(朝日新聞調べ)。ルッキズムへの意識変化、様々なブラック校則が注目されました。
今どきの若者、どう見えていますか? 金間大介著『先生、どうか皆の前でほめないで下さい いい子症候群の若者たち』(東洋経済新報社)を読みました。
カバーに掲げられた言葉。「競争したくない」「浮いたらどうしよう」こそ若者の心情。目立つことは恐怖、だから「皆の前でほめないで」。自分で何かを決められない、100人のうちの1人でいたい、その結果、社会人になると「指示しない上司」「マニュアルがない会社」はダメと。
でもどうやら、若者だけじゃないよう。筆者は「日本人は全体に何かに挑戦することや自己主張することを避けるようになっている。まるで国民全体が指示待ちしたがっているよう」と。マスクを外すタイミングを決めて、という春の騒動、まさに。「集団の愚」の傾向に拍車、という指摘に頷くしかない?