奈良地裁に届いたのは山上被告の減刑署名の束、島岡美延です。なぜか金属探知機が反応、爆発物処理班出動、公判前整理手続き中止に。
国会を見ていると、未来がますます心配になるけど、この問題もすでに限界。『先生がいなくなる』(PHP新書)を読みました。先月末に緊急出版された本書は、『教師のブラック残業』の著者・内田良氏、働き方改革をリードする小室淑恵氏や公立高校教員らによる共著。
教師不足が加速化している、と聞きます。教員採用試験の倍率は低下、ついに定員割れという地域も。それは「ブラック職場」を避けたいから。「教師の長時間労働」の原因と指摘されているのが、1971年制定の『給特法』。公立学校の教師に適用されていて、「定額働かせ放題」と言われる法律の改正案は様々提言されているものの、「残業を抑制する」という方向性が重要。
睡眠も取れず、心を病んで職を離れる、命を落とす・・・。先生の処遇問題って、この国の未来に関わること、とすべての人が気づかないと。