昨日の東京は37.5度、島岡美延です。映画館は涼しいけど、猛暑と冷房の落差も結構、大変。
宮﨑駿監督が引退を撤回して作り上げた映画『君たちはどう生きるか』を観てきました。東宝によると公開4日間の興行収入が『千と千尋の神隠し』(01)の初動を超えたそう。
情報がない、ということがこんなにも行動に直結するのか。映画紹介の仕事をしていて言うのもなんですが、映画が始まった瞬間の緊張感、高揚感は経験したことがない感覚。物語、世界観、誰の声か、一瞬も逃すまいと全神経を集中させている感じです。
ネタバレはしません。主人公は創意工夫に溢れ、自分で考え、選択し、進んでいく力強さがあります(これくらいはいいでしょ?)。
ジブリ作品を観てきた人は、様々な作品の名場面を思い浮かべるかしら。そして、宮﨑駿監督から「君たちはどう生きるか、君たちはこの世界でいいのか」という質問状を受け取った私たち、各々が答えを出していかなくては。