サッカー女子W杯開幕戦で山下良美主審の凛々しいアナウンス、島岡美延です。12年前、快進撃が始まるまで、なでしこの注目度は高くなかったかも。
坊薗真琴、手代木直美の両副審も登場した開幕戦。こちらの主人公はこの二人と同じ42歳、いわゆるロスジェネ世代。映画『658㎞、陽子の旅(28日公開)』をご紹介します。国際的に活躍する菊地凛子が、初の邦画単独主演。上海国際映画祭で最優秀作品賞、最優秀女優賞、最優秀脚本賞に輝いた熊切和嘉監督作品。人物の描き方、絶品。
夢破れて20年余り、在宅フリーターで長年孤立していた陽子。大嫌いだった父の訃報を受け、故郷の弘前に向かうが、思いがけないトラブルで一人でヒッチハイクをするはめに。スマホも所持金もない陽子、東京―福島―宮城―岩手―青森、出棺は翌日12時、間に合うのか!?
時々現れる若い頃の父をオダギリジョー。従兄は竹原ピストル、出会う人々に黒沢あすか、浜野謙太、風吹ジュンら。人間は24時間で何かが変わるのです。