新首相を笑顔で迎えた2日後、エリザベス女王永眠、島岡美延です。在位70年以上、最後まで公務を行い、昨年旅立った夫のもとへ。様々な映画を見るたび〈開かれた王室〉を実感します。世界が見守る国葬になるのでしょう。
英国のお城ほど大きくないけど、ローマの高級アパートも扉一つで別世界。映画『3つの鍵(16日公開)』をご紹介します。『息子の部屋』でパルム・ドールを受賞以来、カンヌ国際映画祭常連のナンニ・モレッティ監督による緊迫の人間ドラマ。
ある夜、建物に車が衝突し、歩行者が死亡。運転していたのは3階に住む裁判官夫婦の息子。その時、2階の女性は夫が長期出張中で一人で出産のため病院へ。1階の夫婦は仕事場を壊されて、娘を朝まで向かいの老人に預ける。小さな選択の過ちが、予想もしない家族の不和を引き起こし、次第に各人を追い詰めていく。彼らが手にする未来の扉開く鍵とは?
その夜から5年後、10年後の家族模様。誰の人生にも「選択」の5年後、10年後があるのです。
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