ベツレヘムに今年はツリーなし、島岡美延です。2か月半で2万人以上が亡くなったガザ地区。女性や子ども、またジャーナリストや国連職員の犠牲が多く、とにかく止めて、戦争。
今月のEテレ『100分de名著』は中江兆民著『三酔人経綸問答』。難しそうと思ったけど、平田オリザさんによる読み解きが面白い! 明治20年、選挙も日清戦争もまだの日本。136年前の著作が今の世界を言い当てている?
理想主義者〈紳士君〉と覇権主義者〈豪傑君〉が現実主義者の「南海先生」を訪ね、酒を酌み交わしながら、あるべき国家の方向性について対話をする形式。
大事なのは「対話」。気の合う人との「会話」ではなく、違う意見をすり合わせて結論に進むのが「対話」。国と国とがうらみ合う原因は、たいてい事実に基づくのではなく風聞による――。「南海先生」は二人の主張を整理し、こう指摘。
まさに今、世界中がネットの真偽入り乱れる情報に右往左往。大きな戦争が起きないよう祈るクリスマスイヴ。
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