九州での緊急地震速報にどきっとした昨夜、島岡美延です。南海トラフ地震だけでなく、次の大地震がどこで起きてもおかしくない日本列島。
室町時代後期、1498年の明応地震は南海トラフ巨大地震。それより少し前、日本史上、初めて武士階級として一揆を起こし、歴史書に唯一度その名を留めたのは――。映画『室町無頼(17日公開)』をご紹介します。垣根涼介の同名小説が原作、入江悠監督は初めての時代劇。あまり描かれたことのない室町時代を東映京都撮影所の職人たちが出現させました。
1461年、応仁の乱前夜の京は大飢饉と疫病で何万もの死者。一方、時の権力者は享楽の日々でかつてない格差社会。蓮田兵衛(大泉洋)は己の腕と才覚だけで世を渡る自由人、天涯孤独で餓死寸前だった才蔵(長尾謙杜)を棒術の達人(柄本明)に預け、地獄の修行をさせる。9人で幕府軍に挑む無頼たちに立ちはだかる洛中警護役・骨皮道賢(堤真一)。実は兵衛と道賢は悪友ながら道を違えた間柄、ついに命をかけた戦いが始まる――。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます