全国で5万人超、川崎でも1000人超、島岡美延です。
仕事の要請で初めて神奈川県民無料PCR検査(唾液)を体験。約26時間後、マイページで「陰性」確認までのストレス。今後も対策は変わらず。
芸能界での感染拡大でテレビは混乱も。こちらはとっくに“テレビから去った”人物のドキュメンタリー。映画『テレビで会えない芸人(29日公開)』をご紹介します。
芸人、松元ヒロ。社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」で数々の番組に出演し人気を博すも、90年代末、テレビを棄てて舞台を主戦場に。チケットは入手困難、客席は政治や社会問題ネタで爆笑。一人で語るスタイルに周到な準備と練習。密着したのは彼の故郷鹿児島のローカルテレビ局。
鋭すぎる表現に笑い、彼が20年以上語り続ける、日本国憲法を人間に見立てた演目『憲法くん』に泣きます。永六輔が「9条を頼む」と言い遺し、「本当の芸人」と認めたのは立川談志。
鋭い切り口からマスコミウケはしないだろうと思いつつ、本来のマスコミのあり方って、こうだよなあとも。海外ならもっとウケるかもと。
その一方で、ナンセンス極まりないネタには笑わされましたし、なかなか稀有な存在だと。
映画化されるなら観たいですね。
29日からはポレポレ東中野、来月から横浜シネマジャック&ベティなど。大手の映画館で見ることは難しそうですが、機会があればご覧いただきたい作品です。
忖度なしのカッコよさ、惚れてしまいます。
談志のまくらもテレビで放送できない内容が多かったのでは。ある電車の事故の話から「粗忽長屋」が始まった衝撃は忘れられません。