内閣支持率30%前後で衆参2つの補欠選挙、島岡美延です。先週の東京都議補選では自民候補が落選。当選した立憲候補との差は91票。1票の重み、実感。
だから、選挙に行って――。雨宮処凛、白石聡の共著『失われた30年を取り戻す 救国のニッポン改造計画』(ビジネス社)を読みました。75年生まれの作家・活動家の雨宮と77年生まれの政治学者の白石は〈ロスジェネ世代〉。いま、「失われた30年」と言うけれど、この世代は社会に出てからずっと「失われたまま」の世代。
今年6月出版の二人の対談。コロナ禍の失策、安倍元総理の事件、旧統一教会と政治の関係にも踏み込んだ発言の連続。大学のAO入試は「階級の固定化」、コロナの旅行支援は「持っている人支援」、年越し派遣村以降の「貧困への慣れ、麻痺」などの指摘。
「団塊の世代の連帯」がロスジェネには起きない。連帯しない世代は権力者にとって都合がいい――。だから、立ち上がって。ロスジェネ世代より少し年上の私たちも、頑張るから。
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